研究テーマ:紙おむつリサイクルのメリット
ユニ・チャームは、2016年から鹿児島県志布志(しぶし)市※と協力して、使用済み紙おむつリサイクルを実験的に行い、リサイクルの効果を調べています。(※2018年に隣接する大崎町も参加しています。)
その結果、リサイクルしない場合と比べ、二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスの排出量が、87%も減ることがわかりました。また、おとな用の紙おむつ100人分を1年間リサイクルすると、2トン積みのごみ収集車約23台分のごみが減り、100本分の森林資源を使わなくてすむこともわかっています。
紙おむつの使用量は、今後ますます増えていくと予想されています。森の資源を守り、二酸化炭素(CO₂)の排出を減らすためにも、紙おむつを使い捨てにしないで、リサイクルを進めていくことが必要です。
使用済み紙おむつが“ごみ”じゃない世界を
みんなで一緒につくろう
使用済み紙おむつをリサイクルするために、一番大切なこと。それは、「分別」です。せっかくリサイクルできるものでも、きちんと分別しないで捨ててしまうと、ただの“ごみ”になってしまいます。
ユニ・チャームと協同で紙おむつリサイクルを実施している志布志(しぶし)市では、紙おむつの分別回収が行われています。使用済み紙おむつは、専用の袋に入れて回収ボックスへ。このひと手間をかけることで、それまで同市の一般ごみの約2割を占めていた紙おむつが、“ごみ”から“資源”に生まれ変わりました。
紙おむつリサイクルは、まだ一部で実験的に始まったばかりですが、今後取り組んでみたいと考える自治体が増えています。みなさんの住む地域では、現在、紙おむつがどのように処理されているでしょう。自治体のホームページで調べてみましょう。
書き込み用レポート紙
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