キャリアパス
(マーケティング職)
グローバルウェルネスケアマーケティング本部
ジャパンブランドマネジメント部
ブランドマネージャー (2007年入社)
入社動機
大学時代に高齢者福祉の勉強やホームヘルパーを経験。入居者ご本人や介護スタッフに直接関わりながら排泄ケア・介護品質の向上に貢献したいと考え、ユニ・チャームの大人用紙おむつの病院・介護施設向け営業(プロケア営業)を志望しました。
STEP1 営業の現場を知る
入社1年目 | プロケア営業 エリア担当(九州支店) 病院・介護施設向けの大人用紙おむつ・排泄ケア提案 |
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入社3年目 | プロケア営業 営業企画部 営業の販売戦略立案と実行支援 |
入社当初、営業として右も左も分からない私にできることは、取引先である病院・施設をとにかくたくさん訪問し、現在抱える課題や排泄ケアの取組み状況を資料にまとめて毎日訪問・報告することでした。それを継続することで徐々に話を聞いてもらえるようになり、そのうち新規取引案件を紹介してもらえるようになるまで関係を構築することができました。入社3年目には、営業としての戦略立案を担うプロケア営業の営業企画部に異動。人柄や対話力といった営業担当の個人的なスキルではなく、誰でも同じようなパフォーマンスを発揮できるような分析モデルと提案テンプレートの開発に取り組みました。戦略立案部門としての責任を担う中で、現状を分析して課題設定から企画立案につなげ、それをロジカルに分かりやすく伝える能力が身についたと思います。
STEP2 マーケティングを学ぶ
入社5年目 | グローバルマーケティング本部 フェミニンケア事業部 ブランドアシスタント 生理用品『ソフィ』ブランドマーケティングのアシスタント |
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自ら希望してマーケティング部門へ。しかし、営業での知見が全く通用せず、自信を失い悩む日々が続きました。このときに心がけていたのは、とにかく任された小さい案件に対して、まずは正確に、丁寧にアウトプットすること。コツコツと地道に経験と信頼を獲得していき、アシスタントブランドマネージャーとして大型新製品の発売を控えるブランドを担当することに。プロジェクトに関わる社内外の多くのメンバーと協働しながら、商品企画やパッケージ・広告開発などを経て発売にこぎつけました。結果的に、計画を大きく上回る実績を上げることができ、社長賞(現在のCEO Award)を受賞。難しいこと、新しいことにこそチャレンジし、絶対にあきらめずに最後まであがくことの重要性を学びました。このときに学んだ“貫徹の執念”は、今でも私の信条として大切にしています。
STEP3 マネジメント力を身につける
入社9年目 | 中国市場総部 フェミニンケア ブランドマネージャー 中国での生理用品『ソフィ』ブランドマネージャー |
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入社11年目 | (2か月限定)企画本部 共振の経営推進室 戦略担当秘書 社長秘書として会議や来客対応への同席、国内外出張への随行 |
入社12年目 | グローバルマーケティング統括本部 ヘルスケア事業部 ブランドマネージャー 大人用紙おむつ『ライフリー』のブランドマネジメント |
入社9年目で、初めての海外赴任を経験。これまでのようなプレーヤーの立場ではなく、マネージャーとして部下を育成しながら、ブランドが進むべき方針を示すことが求められました。しかし、現地メンバーとの意思疎通に大苦戦。それでも、メンバーと個別に緊密なコミュニケーションを重ねることで、徐々に部下からの報告や相談が増えるようになりました。入社11年目には、ユニ・チャームの研修プログラムの一環で、高原社長の戦略担当秘書としてトップマネジメントを学ぶ機会をいただきました。社内会議や来賓との打合せ、決算説明会や株主総会、海外出張など、2か月間、全ての行動に随行。経営者としてのものの見方・考え方、立ち居振る舞いを目の当たりにし、ここでの経験はまさに私のキャリアにとって“決定的瞬間”となりました。その後、入社12年目で大人用紙おむつ『ライフリー』のブランドマネージャーとなり、ブランドの経営者として、チームメンバーや関係者とともに、10年後20年後どんな世の中にしていきたいかやブランドのあるべき姿について日々議論しながらマーケティング戦略を開発しております。
今後の目標
『ライフリー』というブランドを単なる排泄ケアの対処品ではなく、高齢者の自立や健康増進を支えるブランドに昇華させ、前向きで元気な高齢者であふれる世の中に貢献したいと考えています。高齢化が進行する国内でライフリー独自のケアモデルを確立した上で海外へ普及し、世界中の一人でも多くの生活者の排泄ケア・介護・暮らしを支えていきたいと思います。