それぞれの国と
地域の活動内容
地産地消商品「銀のスプーン缶」 鮮度あるおいしさを
佳乐滋 銀のスプーン缶は25年1月から中国産の商品を発売し、タイ産に集中していたラインナップを中国国内の生産化を推進しております。現地生産化だけでなく、物流輸送距離を削減することにより、石油エネルギー使用量およびCO₂排出量の削減、また、生産から消費者にお届けする時間を短縮し、より美味しく、滞留商品も減らすことでフードロス削減の効果も期待できます。
中国市場のニーズを捉えた、評価の高い現地素材を選定し、採用を開始しており、今後はさらに地産地消化を推進して参ります。
設立40周年記念・ウォーキング歩数に応じた苗木本数を絶滅危惧鳥類の生息地に寄付
3ヶ月を期間とし、毎日5,000歩以上を歩く毎に1pointが貯まり、全社で200 point貯まる毎に、絶滅危惧鳥類の生息地に苗木を1本を寄付します。UCC設立40周年記念も兼ねて、イベント期間中に苗木40本を寄付することを目指します。計130名社員が参加予定で、社員の健康意識の啓発および環境負荷低減への貢献を目指して参ります。
無漂白素材を使用したマミーポコ テープ・パンツタイプおむつを発売
韓国では、安心な素材や原材料の安全性への関心とニーズが高まり続けています。無漂白素材は、「化学物質が少ない」「環境への配慮」として肯定的に受け入れられています。LGユニ・チャーム社では、消費者ニーズに答え、マミーポコシリーズから、”化学漂白工程を経ていない”100%無漂白シートと無漂白パルプを採用、「無漂白吸収層」を備えたテープ・パンツおむつを発売します。 (25年5月に発売予定)
マミーポコ全商品でパッケージのプラスチック使用量を削減 ~パッケージの厚み適正化~
パッケージのフィルムの厚みを従来の60㎛から55㎛に変更することで、プラスチック使用量を約16%削減。2025年7月のリニューアル商品より順次適用を開始し、年間約1トンのプラスチック使用量の削減効果が見込まれています。
本取り組みは、2026年リニューアル品や新商品のパッケージにも記載し、当社のESG活動として、消費者にも呼びかけます。
Gumi市とLGユニ・チャーム社協働・クリーンGumi活動
当社の生産拠点があるGumi市と提携し、「クリーン Gumi活動」を実施しています。今年は、支流の復活の一環として、川辺の浄化活動を行い、社会貢献活動と環境問題の解決に取り組んでいます。
ユニ・チャームグループ初!全ての部材にバイオ素材を使用したオーガニックコットン配合生理用ナプキンを発売
”世界環境デー”に合わせて、環境に配慮した商品の発売を継続しています。
5年目となる2025年6月には、従来廃棄されていたサトウキビの搾りかすや石灰岩、ボタニカルオイル、天然樹脂を使用することで、全ての部材にバイオ素材を採用した生理用ナプキン「DaunSirih Bio Materials」を発売します。今年はさらに肌に触れるトップシートにオーガニックコットンを配合し、よりなめらかで肌にもやさしい商品を目指しました。
ユニ・チャームグループ初!パーム油の廃材(EFB)を再利用した段ボールを使用
インドネシアやマレーシアではパームオイルが多量に生産されている中、生産に伴い発生する副産物の処理に課題を抱えています。Unicharm IndonesiaはOji Sinarmas Packaging社と協働し、パーム油の廃材(EFB)を一部配合した段ボールの開発に成功し、世界環境デー対象商品を中心に使用を開始します。
環境に配慮した商品とパッケージ
ソフィは、2024年の世界環境デーに、オーガニックコットンを使用したふわふわな肌へのやさしさと環境への配慮をコンセプトとした “Sofy TanomPew Natural Love” を初めて発売しました。肌にも環境にも負荷を低減するという点で高い評価を得ています。2025年6月には、漂白剤を50%削減、プラスチック使用量を35%削減したおりものシートや、リサイクル素材を使用したパッケージの商品数も拡大し、展開予定です。今後も環境に配慮した商品を発売して参ります。
使用資源量を削減した商品を発売 *2024年5月~2025年1月
夜用の吸収力を強化した”マミポコパンツBEDTMIE”M-XXLサイズを発売。
夜間通常2枚のおむつ使用*をひと晩中1枚のみで吸収、使用できるようになることで、パルプ使用量20%削減、SAP使用量を32%削減、その他、不織布などの使用量も削減、石化由来接着剤を50%削減できます。
今後も環境にも配慮した商品を発売し、SDGsの達成に貢献して参ります。
*70%の保護者はおむつ替えのために夜中の23-3時の間に起きています(ユニ・チャーム タイ調べ)
地域のパートナー・行政機関と連携したサステナビリティ活動
・紙製包装への切り替えやPCR※1とPIRのリサイクル素材を使用することで、石化由来バージンプラスチック使用量の削減に取り組んでいます。廃棄物の分別を従業員から始め、学校、地域コミュニティ、大学、病院などバンコク首都圏全体に拡大しています。啓発教育と28つの回収箱の設置により、一般廃棄物からのストレッチフィルム※2の分別を促し、ゴミ袋やプラスチックラップの製造に使用されるプラスチックペレットにリサイクルできるようにしています。今年は、自社工場から回収したリサイクル素材を使用した衛生作業員用の反射ベスト400着の提供を目指しています。
・森林破壊、山火事、PM2.5汚染を減らすための持続可能な森林管理を支援しています。また、Mae Fah Luang Foundationと協力して、森林を基盤とした農業用水の調達を推進しています。 さらに、従業員、地域社会、ビジネスパートナーと共に毎年1,000本のマングローブを植樹し、生物多様性の保全に取り組んでいます。
・エネルギーに関しては、2027年までに再生可能エネルギーの使用量を30%増加させることを目標に、工業用地管理局と協力して浮体式ソーラーパネルを設置しています (2025年6月から2026年9月まで) 。
※1 (PCR) post-consumer recycled (PIR) post-industrial recycled
※2ストレッチフィルム:low density polyethylene(低密度ポリエチレン)
ASEANデング熱予防の日 :デング熱予防に向けた啓発活動実施
ベトナム政府は、気候変動の影響で2025年にはデング熱の症例数が倍増する可能性があると警告しています。
Diana Unicharmは、地域社会の意識向上と予防促進を支援するため、地元当局と連携し、#ByeMosquitos #ByeDengueイベントを立ち上げ、オフィス周辺の清掃活動を開始しました。
また、CDCと提携し、デング熱のホットスポット地域でデングウイルスを媒介する蚊を寄せ付けない”アンティモスウェットティッシュ”を15,000枚配布しました。
このキャンペーンは報道や全国のテレビニュース4本を通じて拡散され、推定500万人に配信、啓発を行いました。さらに、医師とのライブ配信を2回開催し、TikTok動画20本を制作し、デング熱予防の意識をさらに高めました。
この取り組みを支援するため、防蚊機能を維持するジップロックバッグタイプを新たに発売しました。コンパクトな20枚入りパックは、保護者が外出時に持ち運びやすく、蚊をよせつけるのを防ぎます。
環境Dayに合わせて社員のリサイクル活動を推進
6月5日、12日に社員からリサイクル可能な段ボール、古い電化製品、古いおもちゃ、金属類などを回収し、資源循環につながるリサイクルを推進する予定です。1回のESGアクションに対して20ポイントを付与します。
生理用品”Sofy Natural Love”はリサイクルパッケージを採用
生理用品”Sofy Natural Love”のパッケージにリサイクル素材を使用することで、廃棄物の削減およびバージン石化プラスチック使用量を約50%削減を実現しました。
パッケージ廃棄ロスをインド農村女性の機織りで価値あるバッグに再資源化
手先が器用なインドの農村女性の機織り技術を活かし、自社工場やパッケージ制作会社で発生する廃棄資源を価値あるバッグに再資源化することで、 1バッグ当たり45~50 枚のポリパッケージの埋め立て廃棄を抑制、環境負荷低減に貢献します。
ベビーおむつの包装で持続可能性を推進
2024年11月、オーストラリアの子会社は、新生児およびSサイズのベビー用おむつの包装に、約15%のPCR* (使用後再生プラスチック) を含むLLDPE (直鎖状低密度ポリエチレン)を採用しました。これは、以前に達成した約5%のPIR(工業廃棄物再生プラスチック) の使用を補完するものです。*消費後の廃棄物(包装など)からリサイクルされたプラスチック
世界環境デーにむけた3Rの取組み
ユニ・チャーム オーストラリアでは、これまで、社員の有志を募って海岸や公園でゴミ拾いを行ったり、オフィス内でのリサイクル活動を推進するなど、積極的に環境に配慮する取り組みを行ってきました。現在、6月5日の世界環境デーに向けて、持続可能な生活と環境保護に不可欠な3R( Recycle・Reduce・Reuse )の実現に向けた取り組みを計画しています。各部署のメンバーは、3Rの原則を取り入れた活動計画を討議し、作成することが奨励されています。持続可能な世界に向けて大きな影響を与える第一歩となるよう取り組んで参ります。
電動式フォークリフト採用によりCO2排出量を削減
物流パートナーとの協力により、オーストラリアの子会社は、倉庫で使用するフォークリフトの電源を太陽光発電による再生可能エネルギーを利用したバッテリーに変更することで、CO2排出量の削減に取り組んでいます。
“使用済み原料”を配合した包装資材への切替に挑戦
Hartz社の包材開発チームは、最大100%”使用済み原料”を配合した包装資材への段階的な切替に積極的に取り組んでいます。Hartz社のリサイクル活動は、2023年と比較して、埋め立てとなる廃棄物処理量を5倍削減しました。
自社HPに、このような環境への取り組みを紹介する専用Pageを設置しました。
流通様、お客様に対し、当社の活動内容をホームページや動画を通して紹介しています。
Hartz社のものづくり現場における環境への取り組みを紹介する動画配信
HartzのSustainability活動を紹介する動画を配信します。
本動画では、自社工場や商品開発活動における環境への取り組みを説明しています。
取り組み内容:
・リサイクルの促進
・100%再生可能エネルギーの証書の取得
・全照明のLED化による節電
・販売商品の25%にリサイクル原料を使用
・寄付活動による自治体への貢献活動
Hartz社の本社所在地Secaucusでの世界環境Dayイベントへの出展
Hartz社は、自社のボランティア社員が運営するブースをスポンサーとして設置し、日々取り組んでいる環境に対する活動を紹介すると共に、責任あるペットオーナーになる方法に関する教材を提供します。
また、イベントでは、Secaucusの動物保護施設への寄付金を募ります。
市内の犬用の公園でも告知を行い、公園での犬と飼い主の交流を促進するために、自社の犬用おもちゃDura Playを配布、また、公園や公共の場で犬の排泄物を片付けることの重要性、ペット用品の包材 (ペットシート外袋、シャンプーボトル、ノミ・ダニ駆除箱など)のリサイクル方法について啓発を行います。
地域社会および従業員の環境に対する啓発活動を実施
現地の学生たちを招待し、ペット用マットや使い捨ておむつに使用されるプラスチックなど、当社の環境への取り組みを紹介し、未来を担う若者に環境に対する啓発を行っています。また、環境週間中には、当社が生産過程で排出する廃棄物から作られた加工品の展示などを行うことで、従業員も含めた意識向上に取り組む予定です。
紙パンツ専用の尿とりパッドを紙パンツと併用することでプラスチック使用量の削減に貢献
当社では、紙パンツ専用の尿とりパッドを紙パンツと併用することを啓発しております。少量の漏れがあった場合は、汚れたパッドのみを交換することにより、紙パンツのみを単体使用する場合と比較し、プラスチック使用量の削減を実現します。
おむつ包装におけるプラスチックの削減
ベビー用 紙おむつの包装の圧縮方法を変更することで、包装サイズを縮小し、プラスチック使用量を"MamyPoko Diaper-Pants™ Day&Night" シリーズで平均約14%、"MamyPoko Diaper-Pants™"シリーズで平均約6%削減しました。
さらに、梱包用の取っ手の仕様変更により、取っ手に使用するプラスチックの量を約60%削減しました。
サウジアラビアの女性たちに ここちよい暮らしを
現地の学校に訪問し、女子学生を対象に、正しい生理の知識の啓発を行っております。また、学んだ知識をECで、いつでも必要な時に復習できる学習スキームを開発し、活用いただいています。今後とも、女性が自分らしく生活できる社会に向けて貢献できるよう取り組んで参ります。
エジプトの女子大学生に、正しい知識を
エジプトの女性たちは生理に対する情報が少ないことから、生理用ナプキンを正しく装着できない方、また、使用シーンに合わせた様々な種類があるにも関わらず、自分の生理状態に合った最適なナプキンの存在すら知らないという人が多く存在します。そこで、エジプトの大学生約7万人を対象に、ソフィ商品のサンプリングを行いました。生理に対する情報を大学のキャンパス内で啓発することで、生理の不快さを解決することを目的とした活動を継続して行っています。
ケニアの女性たちに ここちよい暮らしを
アフリカで暮らす人々が衛生的な生理用品を “いつでも・どこでも・必要な時に” 購入できるようにすることで、女性の社会進出に貢献することを目的とし、アフリカで求められている品質と手ごろな価格を同時実現した生理用ナプキン『 SOFY Long Lasting』のケニアでの生産・販売を、2025年1月より開始しました。
この取り組みにより、今後も、現地での生産・販売体制を充実させ、より多くの女性が安心して生理ケア専用品を使用できる環境を整えます。
サスティナビリティレポート
本レポートは、ユニ・チャームグループのサステナビリティについて報告しています。今年も、中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030」で設定した4つの分野に沿った報告に加えて、 ESG関連情報の開示強化の観点から、さらなる内容の充実に取り組みました。