ダイバーシティ
ユニ・チャームのダイバーシティ
ユニ・チャームは、国籍、人種、宗教、性別、性的指向、年齢、家系、障がいなどによる差別を一切排除しています。「“信念と誓い”と企業行動原則」に基づいて、社員の人権と自主性を尊重し、公平な自己実現の場の提供と、「自信」と「誇り」が獲得できる企業文化の醸成に努めています。また、一人ひとりが個性や能力を発揮できる職場環境をつくることにより、社員とその家族の幸福の実現に努めています
●グローバルでの女性活躍に向けた取り組み
それぞれの国や地域が抱える課題を克服し、女性が社会で活躍することは、平等なジェンダーの実現はもちろん、貧困の解消や、地域の経済発展にもつながります。世界中の女性が輝く社会づくりの一助となるよう、これまでに蓄積した事業活動のノウハウを活かし、それぞれの国や地域の特性に合わせた商品・サービスを提供するとともに、働く場の創造を進めています。
・【サウジアラビア】女性雇用の拡大
・【日本】女性の活躍推進に向けた取り組みをさらに強化
詳しくは、サステナビリティ重要取り組みテーマ:ユニ・チャームプリンシプルをご覧ください。
・【日本】ソフィ「#NoBagForMe」プロジェクト
・【ミャンマー】初潮教育と妊婦教育
・【インド】初潮教育・月経教育の進展
詳しくは、サステナビリティ重要取り組みテーマ:私たちの健康を守る・支えるをご覧ください。
健康経営の取組み
ユニ・チャームは、社員の健康が最も重要な要素であると捉え2007年4月に「健康経営宣言」を制定し、「自分の健康は自分で守る。」を基本に、健康リテラシーを高める健康経営を全社で推進しています。尚、健康経営宣言は適宜見直しをしています。
●ユニ・チャームが目指す「健康経営」に向けた活動方針
Mission:社員の健康を支援する専門家集団として、働く仲間の健康リテラシーを向上させ、健康的な職場づくりに貢献する
Vision:社員の笑顔を引き出し、気力・体力とも充実した社員を増加させことで個々のパフォーマンスを高めることを実現する
Value:「自分の健康は自分で守る」を基本に楽しく気軽に時には厳しく、セルフケアの活動の支援を通し健康意識の向上を図る
<基本方針>
1. 社員は一次予防を最優先とし「自分の健康は自分で守る」を基本に生活習慣改善に努める
2. 会社は社員一人ひとりが持っている能力を発揮し充実した職場生活が送れるよう安全・快適な職場環境を整える
3. 人事担当部門は健診結果など個人情報の適正な利用と管理の徹底をはかり社内外の協力者と歩調をあわせ、健康管理を推進する
●具体的な取組み
・健康診断受診率100%・再検査受診率100%を目標に受診勧奨
全女性社員には乳がん、子宮頚がん検診を必須としています。10月はピンクリボン月間として、啓発ブックを配布し、乳がんについて考える機会を提供しています。
・月1回「健康ニュースレター」を発行し、保健師より旬のトッピクスを取り上げ、健康に関する啓発活動を行っています。
・インフルエンザの接種会を実施し感染症対策を行っています。
・本社では、体組成計測測定会、パーソナルストレッチ会、按摩師によるマッサージを開催し、自発的な健康増進と意識向上を促しています。
・アブセンティーイズムの測定
社員の病気や怪我での休業がどのくらい発生しているか、またその原因は何かを経年で把握しています。これらの情報をもとに、健康施策の立案・改善を実施し、社員の健康増進を推進しています。具体的には、「疾病休業延日数率(土日祝含む)=疾病休業日数/365×100」で測定し、2022年度は0.484%となっております。
・プレゼンティーイズムの測定
お仕事は継続できていても、頭痛や腰痛、不安や花粉症などでパフォーマンスが下がることもあります。その程度と原因を定期的に測定、アブセンティーイズムと同様に活用しています。具体的には、「SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)」で測定し、直近で85.7%となっております。
健康でいきいきと働ける職場環境づくり
ユニ・チャームは、全社員が仕事・家庭・健康の全てにおいて充実し、「働きがい」を実感できる会社であり続けるために、働き方改革に取り組んでいます。育児・介護などさまざまな事情との両立をサポートする在宅勤務制度、休日の電話・メールの禁止など、社員が心身ともに健康でいきいきと働ける職場環境づくりを推進しています。
●アニバーサリー休暇
自分や家族との記念日など、半期に3日・年間6日の休暇を設け、各自が計画的に有給休暇を取得できるように努めています。
●コアタイムのないフレックスタイム制
日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることによって、⽣活と業務との調和を図りながら効率的に働くことができるコアタイムのないフレックスタイム制度を導入しています。
※一部対象外の職種あり
●副業制度
本業に支障が出ないことを条件に、個人のスキルアップや成長につながる副業を容認。就業時間外・休日のみ利用可能です。
●ソフィ休暇
生理休暇に自社ブランドの名を冠し、社内での浸透と取得しやすい風土の醸成に努めています。
●ペットとの別れのための休暇
ペットを「家族」とみなす飼い主にとって別れは辛いもの。自宅で飼育していたペット(犬・猫)が死亡した際、特別休暇1日が取得できる制度です。
仕事と育児・介護の両立支援のための取り組み
仕事と私生活を両立しやすい環境の実現を目指し、育児休業制度は子が2歳になるまで取得可能としているほか、産前産後休暇中は有給休暇として取り扱うなど、出産・育児の負担軽減を図っています。また、男性社員を対象とした「ムーニー育児参加休暇」も設け、男性社員も育児に参加できる環境を整え、高い取得率を達成しています。また、家族の介護をする必要がある社員のために、「ライフリー介護休暇」を設け、仕事との両立をサポートしています。
●ムーニー育児短時間勤務
小学校3年生以下の子を持つ社員は、1日の労働時間を5時間まで短縮することができます。
●ムーニー育児参加休暇
生後8週間以内の子を持つ男性社員は、育児参加のために5日まで休暇を取得できます。
●ムーニーバースサポート休業制度
高度不妊治療を望む社員のために、最長1年間まで治療のための休業を認めています。
●ライフリー介護休暇
さまざまな事情により、家族の常時介護が2週間以上必要となった社員のための休暇制度です。
活躍する女性インタビュー
育児は私のキャリアそのもの。キャリアの中断にはならない。
グローバルマーケティングコミュニケーション本部
企画部 部長代理 兼 グローバル人事総務本部
キャリア
入社後、現ウェルネスケア領域でのマーケティング担当を経て、フェミニンケアでナプキンのマーケティングを担当。その後、2度の産休・育休を取得。復職後は、ウェルネスケアでのマスクや、ベビーケアなど多くの商品のマーケティングを経験し、マーケティング部門 企画部に異動。新規事業担当、人事教育担当などを経て現職。
子育てしながら、新しい仕事にもチャレンジできる。
長くマーケティングキャリアを歩んでいますが、出産の前後で働き方は根底から覆りました。私は、産休・育休からの復職を2度経験していますが、ユニ・チャームは両立支援の制度が充実していて、復職直後と子どもの小学入学後に、勤務時間が短縮できる短時間勤務制度を利用しました。また新型コロナウイルスが感染拡大する前から自宅でのリモートワークが可能で、これには本当に助かりました。子どもを学校に送り出してから出社すると朝の会議に間に合いませんが、自宅からなら参加可能です。通勤しない空いた時間を使ってPTA活動にも参加できます。また、会社のメンバーの協力と理解にも本当に助けられています。子どもが小さいときは発熱などで保育園をお休みすることが頻繁にあるのですが、仕事を休むという連絡をすると、「お子さんは大丈夫?」「代わりにやっておく仕事はない?」と聞いてくれるなど、周囲に支えられています。おかげで、新しい仕事にどんどんチャレンジすることができ、チャンスも増えていきました。時間に制限があるからこそ、短時間で集中して効率よく仕事をする力も身に付きました。今では、育児はキャリアの中断ではなく、キャリアそのものであると考えが変わりました。
女性の可能性を広げ、世界No.1のマーケターを育てたい。
今は、世界No.1シェアにむけ、組織のマーケティング能力の拡大に取り組んでいます。世界No.1のマーケティング人材の育成と、複数のマーケティング部門を横串で連動させながらマーケティングプロセスの構築や運用を担っています。私の子どもが女の子なので、女の子の子育てやキャリア形成について学ぶうちに、女性の可能性がオープンになる世の中をつくりたいと思うようになりました。働きたいと思ったときに、キャリアアップをしたいと思ったときに、子どもを持ちたいと思ったときに、学びたいと思ったときに、それが可能である世界でありたいと考えています。ユニ・チャームの商品は女性の可能性を広げる商品が多いため、より多くの方に商品を使っていただき、そして世界シェアNo.1となることでそのような世界を実現することができるのではないかと考えています。そのために、それを可能とする世界No.1のマーケターを育てていきたいです。そして、ユニ・チャームという会社が多様性に富んだ組織となり、1人1人が自律的に成長していく組織になることを目指しています。