ユニ・チャームは「共生社会」の実現に寄与するために、環境問題や社会課題の解決に取り組んでいます。
2020年10月、私たちは、ユニ・チャームグループ中長期ESG目標
『Kyo-sei Life Vision 2030 ~ For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World ~』を公表しました。
策定に際し、まず当社が想い描く『2030年のありたい姿』を明示し、
これを基に具体的な重要取り組みテーマや目標を設定しました。
この『Kyo-sei Life Vision 2030』を着実に実行することによって、
環境問題や社会課題の解決、消費者や地域社会への貢献と、継続的な事業成長を同時実現することを目指します。
Kyo-sei Life Vision 2030
ビジョンムービー
あらゆる人々の人生にそっと寄り添い、人生のあらゆる瞬間を支え続ける……。
ユニ・チャームはそんな存在でありたいと思います。
私たちが目指す「共生社会」とは、一人ひとりが自立し、互いに助け合うことで、自分らしく暮らし続けられる社会です。
Kyo-sei Life Vision 2030の
位置付け
ユニ・チャームはSDGs達成に貢献することを「Purpose」(存在意義)と考えています。このPurposeを具現化するには、社員一人ひとりが理解・納得・共感し、行動することが重要と考え、「Mission」「Vision」「Value」の三つの階層に分けて具体化しました。
まず「Mission」とは「何を成したいか?」を明示したもので、具体的には「『共生社会』の実現」です。当社の目指す「共生社会」とは、全ての人が自立し、互いに助け合うことで、自分らしく暮らし続けられる社会です。
つづく「Vision」とは「どのようにして『共生社会』を実現するか?」を示すものです。具体的には当社の理念である「NOLA & DOLA」 (Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)を実践することで、「NOLA」とは「生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする」ことを、「DOLA」とは「生活者一人ひとりの夢を叶えることに貢献する」という想いを込めています。
そして「Value」とは「Mission」「Vision」を支える根底にある「志」「使命感」で、当社においては全世界の社員全員で「共振の経営」という統一されたマネジメント・モデルを推進することです。
以上の「Purpose & Mission・Vision・Value」をより強力に推進することを目的に、当社が想い描く『2030年のありたい姿』を明示し、具体的な重要取り組みテーマや目標を設定しました。
この『Kyo-sei Life Vision 2030』を着実に実行することによって、環境問題や社会課題の解決、消費者や地域社会への貢献と、継続的な事業成長を同時実現することを目指します。
ユニ・チャームが目指す
共生社会とは
それは、だれもが可能性を最大限に発揮でき、自分らしく充実した人生を送れる社会。
それは、お互いが自立し、ほどよい距離感で助け合いながら共存している社会。生まれたそのときも、年を重ねていくあらゆる瞬間も。
次の世代も、ずっと先の未来のことも考えて。
目指す共生社会を実現するために、ユニ・チャームは、
いろいろな「やさしさ」で人々や社会のLIFEを守り、支えていきたい。赤ちゃんと家族の目線に合った育児を。
いくつになっても自分らしくいられる介護を。
ペットが家族や地域の人に歓迎される環境を。
生理の時も、気分を前向きに。衛生を保つことは、人との良い関係をつくるために。私たちユニ・チャームが大切にしてきたのは、そんな「やさしさ」です。そして、「やさしさ」の目線は、人々の健康だけでなく、取り巻く社会や、
地球環境の健康にも向けていくことが必要です。たとえば、地域経済に貢献するモノづくり。
つくっている人の顔、家族の顔をイメージできるか。たとえば、再生可能エネルギーへの積極的な切り替え。
地球温暖化が緩和された先にある未来をイメージできるか。あらゆる事業活動を通じて、「やさしさ」を届けていくことが、
共生社会の実現につながるとユニ・チャームは考えています。企業理念「NOLA & DOLA」※が描いてきたように、
これからも、すべての人々がいつまでも自分らしく暮らせる理想の世界を。私たちユニ・チャームは、この先の10年も、その理念を大事にしながら、
どこまでも「やさしさ」を届け、すべての人々のいのちと健康に寄り添っていきます。
「NOLA&DOLA」(Necessity of Life with Activities & Dreams of Life with Activities)には、
「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、
心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」という想いを込めています。
Kyo-sei Life Vision 2030For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World
目指す共生社会を実現するために、私たちユニ・チャームは、
公正で透明性の高い企業経営(ユニ・チャーム プリンシプル)のもと、以下の3つの健康を守り、支えていきます。
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私たちの健康を守る・支える
- 目指す方向
- 全ての人が「自分らしさ」を実感し、日々の暮らしを楽しむことができる社会の実現に貢献する商品・サービスの展開を目指します。
- 重要取り組みテーマ
- 健康寿命延伸/QOL向上
- 性別や性的指向等により活躍が制限されない社会への貢献
- ペットとの共生
- 育児生活の向上
- 衛生環境の向上
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社会の健康を守る・支える
- 目指す方向
- 提供する商品・サービスを通じて、お客様の安全・安心・満足の向上と、社会課題の解決や持続可能性への貢献の両立を目指します。
- 重要取り組みテーマ
- 「NOLA & DOLA」を実現するイノベーション
- 持続可能なライフスタイルの実践
- 持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築
- 顧客満足度の向上
- 安心な商品の供給
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地球の健康を守る・支える
- 目指す方向
- 衛生的で便利な商品・サービスの提供と、地球環境をより良くする活動への貢献の両立を目指します。
- 重要取り組みテーマ
- 環境配慮型商品の開発
- リサイクルモデルの拡大
- 気候変動対応
- 商品のリサイクル推進
- プラスチック使用量の削減
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ユニ・チャーム プリンシプル
- 目指す方向
- 全てのステークホルダーから信頼を得られるような公正で透明性の高い企業運営を目指します。
- 重要取り組みテーマ
- 持続可能性を念頭においた経営
- 適切なコーポレート・ガバナンスの実践
- ダイバーシティマネジメントの推進
- 優れた人材の育成・能力開発
- 職場の健康と労働安全システムの構築
2050年・「共生社会」の実現に
必要なアプローチ
「Kyo-sei Life Vision 2030の位置付け」に記したように、当社のMissionは「共生社会」の実現。
2050年に「共生社会」が実現されると仮定して、「理想の将来像」を具現化。
この将来像と現状のギャップを埋めるために必要なアプローチを整理しました。
Kyo-sei Life Vision 2030
策定プロセス
ユニ・チャームグループ
中長期ESG目標
重要取り組みテーマ・指標・目標・実績一覧
SDGsに貢献する
ユニ・チャームグループ中長期ESG目標
サステナビリティ推進体制
策定したKyo-sei Life Vision2030については、
全社横断の組織体制である以下のような体制で、推進をしていきます。