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3分でわかるユニ・チャーム  チャプター3

ユニ・チャームが実現したいこと

第11次中期経営計画(2021~ 2023年)

ユニ・チャームは「世界中の人々が平等で不自由なく、その人らしさを尊重し、やさしさで包み支え合う、心つながる豊かな社会 ~ 共生社会 ~ 」の実現を目指し、2021年1月1日から2023年12月31日を対象期間とする第11次中期経営計画を策定しました。なお、「共振の経営」に則り、 3年周期で策定する中期経営計画についても、 1年ごとに現状分析や環境変化の予測を行い、変化に対応した次の打ち手を考え、方針を見直すといったローリングでの修正を行います。この見直し・修正に際しては、当初計画に拘泥せず、「目標達成のために未来に向けて何をすべきか」といったフィードフォワードの発想で戦略を見直しています。

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ユニ・チャームグループの中長期財務目標と実績

2030年までに「不織布・吸収体ビジネスで市場シェアNo.1を獲得」するためには、売上高はCAGRで約7%を目途に持続的な成長をしなければなりません。また、その事業展開を限られた経営資源で成し遂げるために、コア営業利益率17%、 ROE17%を掲げており、より一層、収益性と効率性を高めていく必要があります。しかしながら、 COVID-19や地政学リスクの顕在化、世界的なインフレ高進、デジタル技術の普及・浸透を背景としたSDGs達成への取り組みを重視する世界潮流の加速など、経営環境の不確実性は高まり、事業の戦略的な投資と併せ、売上成長と収益性、効率性とのバランスを図りながら2020年に想定していた戦略を遂行することの難易度は非常に高まっています。

 そのような中、第11次中期経営計画期間では、それぞれの事業環境の変化に合わせた戦略遂行に加え、介護ケア市場が顕在化するアジアでの健康寿命延伸につながる事業展開の推進や、犬や猫の飼育数増加に伴うペットケア関連用品の浸透など、新たな価値提案によって市場創造を加速し、人口動態や時流に即して消費行動の変化を先取りした事業ポートフォリオ、エリアポートフォリオへの変革に向けて基盤づくりを推し進めています。例えば、既存カテゴリーでは、フェミニンケア事業におけるショーツ型ナプキンなどの新商品のグローバルな浸透拡大や、ベビーケア事業における蚊を寄せ付けない紙おむつ、生活習慣に寄り添ったオリーブオイル配合の紙おむつなど、各国・地域のお客様の特性に合わせた付加価値商品の展開で市場成長を牽引しています。また、新たな市場創造として、 2022年11月に、中国の大手フードメーカーである江蘇吉家寵物用品有限公司( JIA PETS社)と資本業務提携を行い、中国におけるペットケア事業の成長基盤づくりを進めています。

 引き続き、各国・地域における各カテゴリーの成長シナリオに沿って実施する積極的な投資を、新たな価値提案と市場創造につなげ、「持続的な売上成長の基盤づくり」を推進していきます。

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