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知的財産

2012年

特許担当
2017年 商標・表示担当
2021年 特許・商標・表示担当

知的財産を活用し、

開発者の想いを消費者に正しく伝える。

入社動機

就職活動を始めるにあたり、二つの軸を設定しました。ひとつめは、大学時代に学んだ知的財産の知識を活かせる仕事という軸、もうひとつは人々の暮らしに欠かせない商品の変化や発展に貢献している企業という軸です。就職活動を進める中でユニ・チャームに出会い、先輩社員の方のお話を聞いていくと、文系の私でも知財業務に幅広く関われること、そして、ユニ・チャームがこれまで展開してきた商品が、人々の暮らしの質を向上していることについて知ることができました。私が就職先に求めていたものをユニ・チャームが備えていると分かり、この企業の一員となりたいとの思いを強く持ちました。

現在の仕事内容

知的財産本部の仕事は多岐に渡り、ひとつの商品に対して、開発から発売までさまざまな業務を担当します。例えば、開発方向性の提案から商品の特許・意匠の保護、他社権利の調査、広告審査の観点からの広告案の提案、商標・著作権の保護や広告法・不正競争防止法のリスク確認といった業務があります。私が心掛けているのは、多様な観点で物事を考えることです。広告審査の業務では、「特許があるから根拠がある」「商標権があるから独自の表現をこれからも維持できる」といった視点を基に検討したり、自社の知的財産の保護活用を図る際は、海外の開発者やマーケター、弁護士と直接会話をすることで、さまざまな施策を検討したりするなどです。どんな業務も知的財産が事業や会社、そしてお客様にどう貢献できるかを常に考えるようにしています。

成長するきっかけとなったエピソード

海外で商品広告を展開した際のことです。その国のマーケターに特許を根拠にした広告表現を提案し、採用されることになりました。そこまでは良かったのですが、制作を進めるなかでトラブルが発生。ひとつはその国の特許庁による審査が遅く、販売開始までに特許権の取得が間に合わないかもしれないというもの。そしてもうひとつは、最初に提示した広告案の表現が誇大広告になる可能性があり、違法性のリスクが生じてしまうというものでした。トラブルを解消すべく、特許庁との交渉を複数回行い、早期審査の重要性を説明。広告案についても複数の代替案を用意するなどの対応を行いました。結果、審査を早めてもらうことができ、広告表現も適法なものを制作することができました。この件によって、どんなに困難な課題にも諦めることなく、どうすれば解決できるかを考え続けることの重要性を学ぶことができました。

これからの挑戦

何が消費者にとって重要で、それを保護する技術は何か、そしてその技術の価値をしっかり伝達するためにはどうすれば良いかという観点から提案を続けていきたいと考えています。そのためには、特許・商標・表示という3つの視点を持ち、開発者やマーケター、外部の専門家といった人々と議論することや、特許で守れないものであれば意匠、実用新案、著作権を用いて守れないかといったさまざまな手法を駆使できるように模索を続けていきたいです。今後も開発者の想いを適切に消費者に伝えられるように、たくさんの知識や知見を蓄えていこうと考えています。

※2021年4月時点の情報です。