法務
2019年 |
知的財産本部 特許部 |
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2020年 | 知的財産本部 DX タスクフォース グループ 兼 特許部 兼 法務部 |
2021年 | 法務部 兼 知的財産本部 DX タスクフォース グループ |
サポートの域を超え、
最前線でビジネスを推進する。
入社動機
ユニ・チャームを知ったきっかけは、学生時代に生理時の不快を意識することなく部活動の試合に臨めたことでした。その時に、これはどこの企業が作っているんだろう?と気になって調べたところ、ユニ・チャームの商品だったんです。そして、ユニ・チャームが提供している商品が、生まれてから老いるまで一生を通じて、人やパートナー・アニマル(ペット)に寄り添いそれぞれの「らしさ」を支えていることを知りました。商品一つひとつは小さなものですが、その小さな商品を通じて、環境や価値観、ひいては社会や時代を変えられる大きな可能性があると感じ、魅力的な会社だなと思いました。そして企業を知っていく中で、「何を変えて、何を変えないか」をきちんと見極め、変えることをためらわずに素早く実行できる企業風土があることも知り、ますます魅力的に感じました。
現在の仕事内容
DX(デジタルトランスフォーメーション)やITに関する分野の契約業務、法律相談、紛争対応、コンプライアンス教育等をメインに担当しています。DXとは、一般的には、デジタル技術を用いて、お客様や社会のニーズを基に、商品、サービス、ビジネスモデルを変革し、競争優位性を確立すること。ユニ・チャームでは、商品の開発、生産、販売手法等の変革や業務効率化のために積極的にデジタル技術を活用しています。その結果、経済産業省と東京証券取引所が選出する「DX銘柄2020」に選定されています。技術の発展やグローバル化等によって、企業を取り巻く環境は目まぐるしく変化し、直面する課題も複雑化・多様化しています。だからこそ、「なぜ」「どうして」を突き詰め、「どうしたらできるか」を考え抜いて、積極的にソリューションを提案するようにしています。もう一つ大切にしているのは「私だったらどうするか」という一歩踏み込んだ意見を伝えること。これらをいつも意識しながら業務に取り組んでいます。
成長するきっかけとなったエピソード
DXに関する取り組みは、デジタル技術を有する他社様とのオープンイノベーションが必須です。近年はスタートアップ企業様と連携することも多く、そういった共同開発に関する案件が私を成長させてくれました。社内にも十分な知見がない中で、ビジネスを推進する部門に法令を理解してもらったり、スタートアップ企業様との契約においても、両社の立場や考え方の違いを踏まえた上で、中長期でのwin-winな関係構築に向けて合意を形成していかなければなりません。契約タームシート等のツールを作成し活用することによって、社内外と迅速かつ密にコミュニケーションを取りながら交渉を進めていくことができました。この経験から、現場に寄り添うだけではなく、積極的に関わること、さらには自ら主導していくという意識、行動の転換が必要なんだと実感できました。そのように前線に立つことで、ビジネスをより良い方向に前進し、現場の方々だけではなく、ひいてはその商品やサービスをお届けするお客様のお役に立てることが、法務部員としての醍醐味だと感じています。
これからの挑戦
ユニ・チャームグループが目指すのは、不織布吸収体ビジネスにおいて世界No.1になることです。それを支えるためには、法務機能も同じく同事業分野において世界No.1になる必要があります。法務における「世界No.1」とは何か。専門知識やスキル、マインドについてというのはもちろんですが、当社の法務部においてもその定義を明確にしようと模索しています。私が憧れている先輩は、技術にも明るく、同業他社を含め世界のビジネスの動向をおさえており、その知識を用いて常に変化をリードしています。サポートの域を超え、ビジネスを推進されている姿を見ていると、こういった仕事への姿勢が法務における世界No.1のひとつの形なのではないかと思います。企業を取り巻く環境が刻々と変化するなかで、ユニ・チャームが常に世界No.1の存在となれるよう、私もサポートの域を超えた仕事をしていきたいと考えています。