ペットフード商品開発
2017年 |
ペットフード商品開発 猫担当 |
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「観察すること」を徹底し、
より良い商品を創り出す。
入社動機
子どもの頃から動物が好きだったこともあり、ペットに関わる仕事に就くことが夢でした。高校卒業後、ペットショップでアルバイトをしていたのですが、動物に関する知識をさらに身につけたいと、日本への留学を決意。大学では動物栄養研究科にて栄養学を学びました。そこで栄養学の面白さを体感したこともあり、大学院へ進学し動物栄養科学を専攻、日本という国で自身が身につけた知識を活かしたい、そして子どもの頃からの夢でもあったペットに関わる仕事をしたいと思い、ペットフードだけでなくトイレタリー事業にも参入しているユニ・チャームへの入社を決意しました。
現在の仕事内容
営業研修後、念願のペットフード開発部門に配属され、主にキャットフードの製品リニューアルや新製品の開発を担当しています。この仕事において重要なのは観察すること。動物は言葉を話せないため、気持ちを行動で表します。そのフードが美味しいのか、食感が良いのかといった情報を得るためには、動物の行動を注意深く観察することが何よりも重要です。また、フードを購入してくださる飼い主の方にとっても、どのような製品が良いのかを観察し、考えることを日々心掛けています。
成長するきっかけとなったエピソード
2020年にユニ・チャームが初参入した「猫用健康機能食」の新製品開発を担当したことです。この製品開発には大きな課題が2つありました。ひとつは粒の成形性、もうひとつは美味しさの実現です。特定の健康機能を保つための栄養設計を維持しながら、粒を成形することは難易度がとても高く、加えて美味しさも保たなければなりません。量産化するにあたり、成形可能な原料を模索しながら、さまざまな配合で開発と試作を繰り返しました。開発や生産現場など、たくさんの部門のメンバーにサポートをしてもらい、粒の成形性と美味しさを兼ね備えた製品を実現できたときは、とても大きな喜びを感じたことを覚えています。それと同時に、サポートしてくれたすべてのメンバーへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。
これからの挑戦
2021年から猫ウェット・おやつチームの所属になりました。新しい分野での挑戦になりますが、これまで培った知識や経験を活かしながら、新たな製品開発に挑み、猫フード全体の栄養設計や商品開発に必要な知識を習得し、専門性を高めていきたいと考えています。そしていつの日か、ペットの寿命を延ばすフードや少量でも健康を維持できるフードなど、これまでの常識を覆すような新しい製品を開発することが私の目標です。