2021年02月12日
不妊治療を受けている方が年々増加で再注目
『moony バースサポート制度』
仕事を続けながら不妊治療に専念できるように支援
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、これまで、多様性尊重のための様々なバックアップ制度を導入し、社員一人ひとりが、いきいきと働ける職場環境の整備および改善に努めてきました。
今回は、不妊治療を受けている方が年々増加し、離職にも至っているという状況の中、当社が取り組む『moony バースサポート制度』をご紹介します。
背景
2018年の特定不妊治療出生数は56,979人(全出生数の6.2%・2010年の2倍※1)で、年々増加しており、不妊治療を受けたことがあるご夫婦は18.2%、5.5組に1組の割合※2となっています。
しかしながら、不妊治療を受けたことがある人で「仕事と両立できなかった」人の割合は34.7%※3となっており、その中で、約半数※3の方が離職・退職に至っています。
- 出典:日本産婦人科学会実態調査、人口動態調査
- 出典:国立社会保障・人口問題研究所「2015年社会保障・人口問題基本調査」
- 出典:厚生労働省 平成29年度「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査」
目的
子育てと仕事の両立には職場の理解が必要ですが、同様に不妊治療と仕事の両立にも職場の理解は必要です。不妊治療には数回の通院が必要で、高度治療になると毎日通院する場合もあります。費用もかかります。そのような方々が仕事を続けながら治療に専念できるように「moonyバースサポート制度」を導入しました。
【適用対象者】
ユニ・チャーム(株)正社員・契約社員・シニアエキスパート社員(休暇のみ)・パートタイマー男女を問いません。
内容
- 積立保存休暇の使途を不妊治療にも拡大できます。配偶者の治療同行も含め、1日単位で保有日数分(年間最高40日まで)取得できます。
- 高度不妊治療を受けるために1ヶ月以上休む場合、最長1年間の休業を認めます。 1年以内に1ヵ月以上であれば複数回休業を取得することも可能です。
- 参考:高度不妊治療の内容(moonyバースサポート休業の対象となる治療)
★他にも、多様性尊重のためのさまざまなバックアップ制度(日本での実施例)を導入しています。
http://www.unicharm.co.jp/csr-eco/employee/diversity/index.html
『moony バースサポート制度』を通じて貢献する「SDGs 17の目標」
仕事を続けながら不妊治療に専念できるように支援する『moony バースサポート制度』は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、
「3.すべての人に健康と福祉を」 に貢献するとユニ・チャームでは考えています。
ユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しています。これからも事業展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献します。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般報道機関の方は、ユニ・チャーム(株)企画本部 広報室 TEL:03-6722-1019