2020年07月10日
高齢者、コロナ禍で外出頻度が減少しフレイル※発生リスクあり
「歩行アシストパンツ」はく、「家ナカ体操」動く、新習慣を提案
93%が健康維持は屋内外問わず軽い運動を重視する
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、新型コロナウイルスの影響によって外出を自粛している高齢者に焦点をあて、外出頻度の減少による「生活動作」や「生活意欲」の変化について調査した結果、半数以上の方が体力の低下を実感していることがわかりました。そこでこの度、兵庫医療大学 リハビリテーション学部 学部長・教授 川口浩太郎先生の監修のもと製品化した、家の中で骨盤を支えて歩行をアシストするパンツを“はく新習慣”と掲げ、更に、茨城県立健康プラザ管理者 茨城県立医療大学 大田仁史先生の監修のもとに制作した、家の中でもできる歩行体操、“動く新習慣”をご紹介します。
- フレイルとは、加齢とともに運動機能や認知機能が低下してきた状態。要介護に至る前の状態と位置づけられる。
外出を自粛された高齢者へのアンケート結果まとめ
- 緊急事態宣言の環境下もあり、71%が「週に2~3回以下」の外出に留めたと回答。
- 6割以上が「運動」する機会が減少し、「体力や筋力」の衰えを実感していると回答。
一方、「家族のコミュニケーション」や「睡眠時間」が増えていると回答。 - 93%が健康維持には“軽い運動”が大切と回答。(「非常に大切」69%、「やや大切」24%の合計)
- 80%が家で家族と気軽に体操をしてみたいと回答。
ライフリー ブランドサイト
歩行アシスト“はく新習慣”について【製品】
- 骨盤をサポートフィット
骨盤周りをしっかりサポートし、体幹を支え、バランスを保ちやすい。 - 股下のびのびストレッチ
足の動きに合わせて吸収体部分が体に沿うように変形し、モコモコせずに足が前に出しやすい。 - しなやかでスリム
しなやかな素材が身体になじみ、動きやすい。 - 兵庫医療大学 リハビリテーション学部 学部長・教授 川口浩太郎 先生監修
「家ナカ体操」“動く新習慣”について【動画】
- 体操をはじめる前の注意点
痛みを感じる場合は体操を行わないように注意してください。
不安な要素がある場合は、医師に相談のうえ実施してください。 - 一人で歩ける高齢者を対象に6本仕立て6分30秒の動画
立位でする体操、椅子で座位姿勢で安全に行える体操。 - 茨城県立健康プラザ管理者/茨城県立医療大学名誉教授 大田仁史 先生監修
『リハビリ体操大全集』の中から選定。
外出を自粛されている高齢者へのアンケート概要
調査対象:現在大人用紙おむつをご使用されている高齢者の方(40~70代)
調査人数:1,364人
調査期間:6月2日~12日
調査方法:WEBアンケートによる回答
当社の考察
コロナ禍において、外出の自粛を余儀なくされ、「週に2~3回以下」の外出に留まる高齢者は、7割以上となりました。外出頻度の減少に伴い、6割以上の方が運動する機会が減少し、体力や筋力の衰えを実感していることがわかりました。一方、家の中で過ごす時間が増加することで、家族とのコミュニケーション頻度や睡眠時間が増え、屋内での充実した生活環境を求めるように変化してきています。
当社のこれまでの研究から、外出頻度とADL(日常生活動作)は、深く関係していることが確認できています。外出頻度が週に3~4回の方はADLが維持されますが、外出頻度が週に1~2回程度になるとADL(日常生活動作)は低下傾向となります。
そこで『ライフリー』は、ご本人のお身体の状態に合わせて、家族と自宅で気軽に健康を維持するために、歩行をサポ―トする商品や体操を組み合わせて提案し、生活動作や生活意欲を高め、生活全体の自立度を引きあげてまいります。
外出を自粛されている高齢者へのアンケート結果詳細
(1)新型コロナウイルス感染拡大に伴い、外出頻度はどの様に変化しましたか。
緊急事態宣言の環境下もあり、71%が「週に2~3回以下」の外出に留めたと回答。
N=1,364人 ユニ・チャーム調べ
(2)外出の自粛で、「生活動作」や「生活意欲」はどのように変化しましたか。
6割以上が「運動」する機会が減少し、57%が「体力や筋力」の衰えを実感していると回答。
一方、「家族のコミュニケーション」や「睡眠時間」が増えていると回答。
N=1,364人 ユニ・チャーム調べ
(3)健康維持には、屋内外問わず”軽い運動”はどの程度大切だと思いますか。
93%が健康維持には“軽い運動”が大切と回答。(「非常に大切」69%、「やや大切」24%の合計)
N=1,364人 ユニ・チャーム調べ
(4)新型コロナウイルス感染拡大に伴い、以前より意識するようになったことはありますか。
約半数が「健康の為に運動したい」「家で過ごす時間を充実させたい」と回答。
N=1,364人 ユニ・チャーム調べ
(5)家で家族と気軽にできる体操があったら、やってみたいと思いますか。
80%が家で家族と気軽に体操をしてみたいと回答。
(「非常にやってみたい」38%、「やややってみたい」42%の合計)
N=1,364人 ユニ・チャーム調べ
フレイル※予防「歩行アシストパンツ」をはく、「家ナカ体操」で動く、新習慣を通じて貢献する「SDGs 17の目標」
フレイル予防「歩行アシストパンツ」をはく、「家ナカ体操」で動く、新習慣は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の4つに貢献するとユニ・チャームでは考えています。
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
ユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しています。これからも事業展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献します。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般報道機関の方は、ユニ・チャーム(株)企画本部広報室 TEL:03-6722-1019