2020年06月10日
新メンバーと共に、女性がより自分らしく過ごせる社会を目指して
ソフィ「#NoBagForMe」2020年始動
生理にまつわる知識向上と相互理解を促進する
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:高原豪久)の、生理用品ブランド「ソフィ」は、女性が自分らしく過ごせる社会の実現を目指し、生理に対するこれまでの価値観に変化を起こすべく「#NoBagForMe」プロジェクトを2019年6月に発足し、“生理について気兼ねなく話すという選択肢をもてる社会”に向けて推進してまいりました。そして2020年は、“生理にまつわる知識向上と相互理解を促進する”ために、プロジェクトの活動主旨に共感し、多方面で活躍する新しいメンバーと「#NoBagForMe」を、2020年6月10日(水)より開始します。
「#NoBagForMe」プロジェクトメンバー
大貫 詩織(シオリーヌ)さん
助産師。性教育YouTuber 。総合病院産婦人科にて勤務ののち、現在は学校での性教育に関する講演や性の知識を学べるイベントの講師。性を学ぶオンラインサロン「yottoko labo」オーナー。
◎本人コメント:「性教育という形で情報発信をしている中、性に関する情報の届きにくさ、学びにくさを感じていました。"知らなかった"という理由で、人生に取り返しのつかない影響を与えかねない情報でありながら、タブーな話であり恥ずかしい話題であると印象づけられてしまうことは大きな課題です。このプロジェクトを通じて、生理というものをもっと気軽に日常の話として話し合うことのできるような社会の実現に貢献できればと思っています。」
バービーさん
1984年北海道生まれ。2007年、お笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。男女の恋愛模様をネタにした「イエス、フォーリンラブ!」の決め台詞で人気を得る。各メディアへ多数出演の中、エッセイの執筆や下着のプロデュース、町おこし等にも尽力。昨年末開設したYouTube「バービーちゃんねる」が好評配信中。
◎本人コメント: 「YouTubeでこれから生理を迎える子に向けての『生理用品の使い方』という動画をあげてから、こんなにも情報が閉ざされた世界なのだと実感しました。自分の体のことなのに、間違ったイメージや勘違いに囚われている女性も多くいます。生理との付き合い方をこの活動を通して発信できたら嬉しいです。」
古川優香さん
青文字系の雑誌やWebを中心とした読者モデル。2017年【さんこいち】というユニットでYouTubeチャンネルを始める。チャンネル登録者数が130万人、Twitter、Instagramはフォロワー180万人を超え、若者のカリスマ的存在。
◎本人コメント: 「私は、生理に対して詳しい知識があるわけではないですが、このプロジェクトをきっかけにファンの皆と一緒に生理について学んでいけたらと思っています。私が発信することによって、同世代の女性だけでなく、男性にも生理に関する知識を深めてもらえたらいいなと思います。」
LiLiCoさん
1970年スウェーデン生まれ、18歳で来日。TBS「王様のブランチ」に映画コメンテーターとして出演、フジテレビ「ノンストップ!」、J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」 ほか出演番組も多数。声優・女優・ナレーションなど、マルチに活躍する映画コメンテーター。
◎本人コメント:「地球の人口が男女半々なら、半分の人間は人生のうち何年もお付き合いするのが生理です。赤ちゃんを産むための身体の準備のサインでもあります。確かに若い時と歳を重ねた今では生理との向き合い方は違います。しかし、私の周りは生理についてオープンに話します。男性の理解ももっと深まることを望んでいます。」
和田彩花さん
1994年8月1日生まれ。群馬県出身。アイドル。 2009年4月アイドルグループ「スマイレージ」(後に「アンジュルム」に改名)の初期メンバーに選出。リーダーに就任。2010年「第52回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞。 2019年6月18日をもって、アンジュルム、およびHello! Projectを卒業。アイドル活動を続ける傍ら、大学院でも学んだ美術にも強い関心を寄せる。
◎本人コメント: 「生理で気分が優れないことや体調の変化についてファンの方と情報交換、共有する場を作ってみたことがあります。実際の体験談や、生理について性別問わず様々な声をいただきました。この出来事を通して、生理について考えるきっかけにもなりました。今後はよりオープンな場所で生理についての発信が必要ではないかと感じました。」
稲葉可奈子さん
産婦人科専門医・医学博士。2008年京都大学医学部卒業、二児の母。診療の傍ら、病院の中での診療だけではリーチできない方々にも情報を届けるため、子宮頸がん予防や性教育、女性のヘルスケア向上などの情報発信に尽力。
◎本人コメント:「産婦人科医として日々診療していて感じるのは、日本の女性は本当に我慢強いということです。適切な治療で本当に生活が一変、快適になったと仰る方が沢山いらっしゃる一方で、受診せずに我慢してらっしゃる方もいるはずです。この活動を通して、男女ともに生理についてのリテラシーが上がることで、『生理は我慢しないといけない』という社会の風潮や思い込みから日本の女性を解放してあげたいです。」
入澤諒さん
株式会社リクルートライフスタイル「Seem」事業責任者。大学で生命科学と建築を学ぶ。新卒で株式会社エムティーアイに入社し、「ルナルナ」のサービス企画やプロモーションを担当。2014年に株式会社リクルートライフスタイルに転職し、精子のセルフチェックサービス「Seem」を立ち上げる。
◎本人コメント:「多くの男性は生理を自分には関係のないことと捉えていると思います。しかし、私たちの周りには生理にまつわる様々な不調を抱えながら生活を送っている女性が沢山います。このような中で、男性も無関心でいてはいけないと思います。このプロジェクトを通して、男性を含めた社会全体で生理についてのリテラシーが高まり、フラットなコミュニケーションができるようになることを推進していきます。」
清田隆之さん
1980年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。
◎本人コメント:「男性である自分は生理を体験したことがありません。また、身体的感覚を伴って生理を理解することも不可能です。しかし、例えば科学的なメカニズムを学び知識を深めることはできるかもしれません。女性たちに話を聞き、接し方や気の配り方を学んでいくこともできるはずです。よき隣人となれることを目指して、みなさんと一緒に生理のことを学んでいきたいと思います。」
高尾美穂さん
医学博士・産婦人科専門医。イーク表参道 副院長。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。東京慈恵会医科大学大学院修了。女性の健康で幸せな人生と前向きな選択を後押しすることをライフワークとしている。
◎本人コメント:「自分自身が望む人生を自分で選択するためには、まず選択肢を知っておく必要があると思います。特に女性のライフステージには、自分で操りきれない波が月単位、年単位で訪れます。そのような変化について前向きに理解し、その変化をも自分の味方とし、自身のパーソナリティのひとつとして女性特有のサイクルを「自分のもの」にしてほしいです。そんなロールモデルを、女性であり産婦人科医である私自身が体現していきたいと思います。」
田中俊之さん
博士(社会学)。1975年、東京都生まれ。大正大学心理社会学部准教授。主な研究分野は男性学。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、厚生労働省イクメンプロジェクト推進委員会委員、渋谷区男女平等推進会議委員。
◎本人コメント:「小学校高学年だった頃に、女性だけが視聴覚室に集められた日のことを覚えています。今日においても、生理を含めた性の問題をオープンに話せない状況が続いています。お互いの性に対する正しい知識は男女がよりよい関係を築いていく上では欠かせないと思っています。このプロジェクトを通じて、男性が女性の生理に関していかにして正しい知識を得ていくのかに加えて、具体的な行動として何ができるのかを考えていきたいと思います。」
「#NoBagForMe」プロジェクト2019年活動内容
- プロジェクトメンバーとの商品化やイベント活動内容をまとめた動画
2019年の活動は、プロジェクトメンバーである5名のクリエイターと討議を重ね「紙袋で包む必要性を感じさせない」パッケージデザインを開発しました。約100種類の候補から厳選した3つのデザイン案に対して、消費者の方々にSNSや街頭インタビューでの投票を実施し、最も多くの票を獲得した案をタンポンで商品化、次に票の多かった案をナプキンやおりものシートへ展開して商品化しました。そして、身近な人と生理について気兼ねなく話すきっかけづくりとして、イベント「LABO by #NoBagForMe」を開催。生理用品の歴史や生理ケアの体験ブースを設け、親子が参加できる性と生理のワークショップや、パートナーと参加できる男女相互理解に関するトークイベントを実施してきました。これらの内容を動画にまとめましたのでご覧ください。
- 活動の結果、生理ケアの多様化に貢献
2019年のプロジェクトを終え、多くの方に「今までの生理用品と違ってすごくかわいい」「店頭でも気兼ねなく手に取って選ぶことができる」「生理期間がこんなに快適に過ごせるなんて知らなかった」といった声をいただきました。そして、プロジェクト実施後、WEB情報等をきっかけとした使用率が約3倍に増加しました。また、これまで使用に抵抗を感じていた若年層のタンポンのトライアル率も上昇しました。2019年に実施した「#NoBagForMe」プロジェクトは生理ケアにおける選択肢の多様化に貢献してきました。
「#NoBagForMe」とは
「#NoBagForMe」プロジェクトは、生理に対するこれまでの価値観に変化を起こすべく、“生理期間をより自分らしく過ごそう” というスローガンを掲げ、2019年6月に発足したユニ・チャームの生理用品ブランド「ソフィ」発のプロジェクトです。2019年は活動主旨にご賛同いただいた5名のクリエイターをプロジェクトメンバーに迎え、“生理について気兼ねなく話すという選択肢をもてる社会”の実現を目指し、生理について話すきっかけづくりとして生理用品のパッケージデザイン投票やイベントを実施してまいりました。そして2020年は昨今の女性の健康意識の高まりも踏まえ、“生理についての知識向上と相互理解を促進するため”に、生理や生理ケアの正しい知識、様々な生理ケアの選択肢をより多くの方に知っていただく活動を行ってまいります。「#NoBagForMe」プロジェクトは今後も、ひとりでも多くの女性が自分に合った生理ケアを知り、選び、自分らしく生きられる社会の実現を目指し、活動してまいります。
「#NoBagForMe」プロジェクトを通じて貢献する「SDGs 17の目標」
「#NoBagForMe」プロジェクトの推進は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の5つに貢献するとユニ・チャームでは考えております。
3.すべての人に健康と福祉を 4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう 12. つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
ユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しています。これからも事業展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献します。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般報道機関の方は、ユニ・チャーム(株)企画本部広報室 TEL:03-6722-1019
流通業界紙・誌の方は、ユニ・チャーム(株)流通戦略統括部 TEL:03-6722-1007
消費者の方は、ユニ・チャーム(株)お客様相談センター TEL:0120-423-001