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重要取り組みテーマ:社会の健康を守る・支える

基本的な考え方・方針

ユニ・チャームは、提供する商品・サービスを通じて、お客様の安全・安心・満足の向上を常に追求しています。そのためには、サプライヤーの皆様と安全・環境に関する理念を共有するとともに、双方向のコミュニケーションで緊密な連携を図り協力体制を構築することが不可欠です。バリューチェーン全体を通じて、社会課題の解決と持続可能性への貢献の両立を目指します。

2021年実績について

「『NOLA & DOLA』を実現するイノベーション」とは、さまざまな負担からの解放を促し、生きる楽しさ・喜びを実感できる商品・サービスを創出することです。このことは、社会的価値の提供や社会課題の解決等に貢献することにもつながります。
一例として、2021年は口元や表情が見えずコミュニケーションに不安を抱えている方に向けて、『unicharm 顔がみえマスク』を発売しました。
また、「持続可能なライフスタイルの実践」として、社内基準である「SDGs Theme Guideline」を設定し、「環境にやさしい」「社会にやさしい」商品を開発しています。
「持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築」では、持続可能性に配慮した森林資源の調達や、Sedexの活用を進めています。

重要取り組みテーマ 指標 実績 中長期目標
2021年 目標値 目標年
「NOLA & DOLA」を実現するイノベーション さまざまな負担からの解放を促し、生きる楽しさを満足することに貢献する商品・サービスの展開比率。 100%継続 100% 2030年
持続可能なライフスタイルの実践 持続可能性に貢献する社内基準「SDGs Theme Guideline」に適合した商品・サービスの展開比率。 9案件 50% 2030年
持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築 環境・社会・人権の観点を踏まえ、地域経済に貢献する『地産地消』で調達した原材料を用いた商品・サービスの展開比率。 開発継続中 倍増
(2020年比)
2030年
顧客満足度の向上 消費者から支持を獲得している(=No.1シェア)商品・サービスの比率。 23.4% 50% 2030年
安心な商品の供給 品質に関する新たな安全性の社内基準を設定し、認証を付与した商品の比率。 100%継続 100% 2030年

「NOLA & DOLA」を実現するイノベーション

貢献するSDGs

取り組みの背景

感染対策としてマスク着用が常態化した現在では、顔を見ながらコミュニケーションをとることが難しくなりました。中でも、相手の口元の動きから話を理解することが多い聴覚障がいのある方にとって、マスクをしている相手とはコミュニケーションがとりづらいという問題があります。このような問題を解決するために、口元が見えやすいマスクをご自身で手作りして相手の方へ配布したり、マウスシールド等を付けてもらったりと、苦労していることが分かりました。当社は、マスクメーカーの社会的責任として、マスクの機能に求められる飛沫を抑制しつつ、口元や表情が見えるマスクの提供を通じて、全ての人が自立し、互いに助け合うことで自分らしく暮らし続けられる「共生社会」の実現を目指しています。

主な取り組み・活動事例

【日本】『unicharm 顔がみえマスク』

全方位フィット構造で、ウイルス飛沫対策をしながら、広い透明部で顔が見える『unicharm 顔がみえマスク』を2021年4月に発売しました。くもり止め加工の広い透明部で顔の70%が見え、布部が顔にフィットしスキマを作りにくいため、ウイルス飛沫を対策することができます。

また、耳が痛くなりにくいワイドな耳かけの採用や、抗菌生地の使用、水で手洗いすることで繰り返し使え、快適・衛生的に使用できるよう配慮しています。

2021年7月には、文部科学省を通じて、指導場面において特に表情や口元が見えることの必要性が高い幼稚園および聴覚特別支援学校の教員等を対象とした効果検証を実施し、萩生田文部科学大臣(当時)からお礼状を頂戴しました。

また、2021年8月からは、保育施設での保育士と子どもたちの意思疎通を改善するため、一部の保育施設に対して試験的に販売を開始しました。

耳が聞こえづらい方だけでなく、言語教育や感情伝達のニーズも満たすことができる『unicharm 顔がみえマスク』を通じて、今後もマスクメーカーとしての社会的責任からソーシャルインクルージョンを推進していきます。

  • 目の真ん中から下を100とした場合

くしゃみ時の飛沫の飛散比較 くしゃみ時の飛沫の飛散比較

くしゃみ時の飛沫の飛散比較

持続可能なライフスタイルの実践

貢献するSDGs

取り組みの背景

当社のパーパスである「SDGs達成への貢献」を、開発や調達、生産、物流、販売といった一連のバリューチェーン上での活動を通じて具現化する上で重要な点を社内に浸透させ、全社員に促すことを目的に、持続可能性に貢献する社内基準「SDGs Theme Guideline」を2021年1月に制定しました。
当社が提供する商品・サービスの根幹に深く関与する、新商品開発テーマを第一優先と考え、本ガイドラインの運用を通じて、持続可能なライフスタイルの実践に貢献していきます。

主な取り組み・活動事例

【グローバル】持続可能性に貢献する社内基準「SDGs Theme Guideline」

「SDGs Theme Guideline」は、当社の商品・サービスを常によりよいものへと成長させるために、その開発や改善、改良の大きな方向性をより少ない資源で、一人でも多くの人の悩みの解消や、夢の実現、社会課題の解決につながる付加価値創出を目指し、「環境にやさしい」「社会にやさしい」の2つを指標にしました。

  1. 環境にやさしい:環境負荷の低減に貢献する
    より少ない資源で、より多くの付加価値を創出する。
  2. 社会にやさしい:社会課題の解決に貢献する
    一人でも多くの人の悩みの解消や、夢の実現、社会課題の解決につながる付加価値を創出する。

上記指標を「インプット10%マイナス、アウトプット10%プラス」として掲げるとともに、さらなるイノベーションを醸成するために、SDGs達成に貢献する当社独自の7つのテーマを設定しました。

SDGs達成に貢献する当社独自の7つテーマの一例

地産地消素材、再生可能な原材料や使用済み品を再生した資材の活用推進、プラスチックフリーへの挑戦、リユース可能な新習慣の提案などを定量目標と共にテーマ化 など

2021年1月に本ガイドラインの運用を開始し、2021年は9案件を新たに開発、発売しました。

一例として、パッド形状でありながら吸収効率約2倍で、紙パンツ同等の安心感を提供する『ライフリー いつもの下着で安心パッド100cc、200cc』、「美味しさ」「品質」「健康」の全てにこだわった、フリーズドライのささみや野菜が入ったパートナー・アニマル(ペット)の新ブランド『Gran-Deli Frecious(グラン・デリ フレシャス)』が挙げられます。

今後も複数案件が計画されており、引き続き、持続可能なライフスタイルの実践に貢献できる商品・サービスの開発を進めます。

  • 当社代表的紙パンツとの単位面積当たりの吸収量比較

持続可能性に考慮したバリューチェーンの構築

貢献するSDGs

取り組みの背景

バリューチェーン全体における人権・労働・環境問題を未然に防止するために、2017年10月に「調達基本方針」「ユニ・チャームグループ サスティナブル調達ガイドライン」を制定し、児童労働や強制労働の防止、差別禁止、結社の自由に対する権利、団体交渉の権利、過度の労働時間の削減、最低賃金、健康と安全基準、腐敗防止に関する意思表明をしました。これらの方針やガイドラインは、当社とお取引のある世界中のあらゆるビジネスパートナーを含むバリューチェーン全体で公正で公平な企業活動を行い、社会的責任を果たすことを目的としています。

主な取り組み・活動事例

【グローバル】森林認証に関する取り組み

当社では、森林資源を活用する際に、持続可能性に配慮した調達と生産を心がけており、パルプや吸水紙などの木材を原料とする資材は、森林認証材など管理された森林から調達し、原産地の調査も進めています。2020年のタイ、インドネシア、日本に続いて、2021年にはアメリカと韓国などの工場でも国際森林認証制度PEFC※1のCoC(Chain of Custody:加工・流通過程の管理)認証を取得しました。

また、2021年に8月には、当社で初めてFSC®※2認証材を使用したおしりふき『MamyPoko 極上の呵護 柔點極淨 濕巾』を台湾-大中華圏で発売しました。この商品は、世界最高水準の安全性の証であるOEKO-TEXⓇ(エコテックスⓇ)スタンダード100※3を取得したオーガニックコットン配合シートを使用しており、化学物質に対する安全性と森林資源に関連する環境配慮を両立した商品です。

日本で発売している商品のパッケージやダンボールについても、2019年からFSC®認証材への切り替えを進めています。

  • Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes。本部をスイス・ジュネーブに置く世界最大の森林認証制度で、厳格な第三者認証の実施を通じて持続可能な森林管理の促進を目指す、独立した非営利NGO
  • Forest Stewardship Council®(森林管理協議会)。責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とする、国際的な森林認証制度を運営する独立した非営利団体
  • OEKO-TEXⓇ(エコテックスⓇ)スタンダード100とは、エコテックスⓇ国際共同体に加盟する認証検査機関により、350種類以上の有害化学物質が対象となる分析試験の結果、厳しい基準をクリアした商品にのみ与えられる、国際的な繊維関連商品の安全性に対する認証です。この認証ラベルを使用するには、商品を構成する全ての素材や化学薬剤が試験の基準をクリアしなければならないので、認証ラベルは高い安全性を持つ商品の“証”となります。

【グローバル】Sedex※1を活用した人権問題や労働環境の改善への取り組み

持続可能なサプライチェーン構築の一環として、2019年に日本、中国、台湾-大中華圏、タイ、インドネシア、インド、サウジアラビアに所在する自社工場において、SedexのB会員(サプライヤー会員)に、2020年7月には、ユニ・チャームグループ全体でSedex AB会員(バイヤー/サプライヤー会員)に入会しました。

当社ではAB会員としてSedexのプラットフォームの活用を(1)ユニ・チャームグループ内( 2)資材サプライヤー、外部生産委託先の2つに分けて、(1)ユニ・チャームグループ内を第一優先として取り組みを進めています。

(1)ユニ・チャームグループ内

2020年7月~12月に、計40施設(日本国内18施設、海外22施設)がSedex SAQ(Self-AssessmentQuestionnaire:自己評価アンケート)の回答を完了しました。2021年は全ての施設においてSAQの回答を更新しました。なお、各拠点が回答したSAQの内容について、曖昧な記述等は、現地法人社長や工場長といった幹部に対して改善を要求するなどの対応を進めています。

また、2021年より予定していたグループ法人へのSMETA監査※2については、コロナ禍の影響を踏まえ実施を見送りました。なお、今後はリモートでの監査なども視野に入れた対応策を検討し、客観的な監査によって是正すべき事項の早期発見と、改善に取り組みます。


(2)資材サプライヤー、外部生産委託先

各社に対し、Sedexへの入会と、プラットフォーム上における当社とのリレーションシップ締結(お互いにプラットフォーム上に開示している情報を閲覧できるようにすること)について案内・要請しており、2021年12月末時点で資材サプライヤー、外部生産委託先の約50%とリレーションシップを締結しました。

  • Sedexは、責任ある調達を推進するグローバルな会員組織であり、労働基準、健康と安全、環境、ビジネス倫理に関するサプライ
    チェーンのデータを共有する世界最大のプラットフォームなど、責任あるビジネスとサプライチェーンを構築するためのテクノロジー
    と知見を企業に提供しています。世界170ヵ国の65,000以上の企業会員が、サプライチェーン・リスクの管理、法令等の遵守、イン
    パクトの測定と開示にSedexのソリューションを利用しています。
  • SMETA(Sedex Members Ethical Trade Audit)監査は、Sedexによって開発された社会監査の手法であり、事業所やサプライヤー
    を評価し、労働基準、健康と安全、環境、ビジネス倫理の観点からサプライチェーンの労働環境を把握することができます。

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