2021年08月06日
PT Uni-Charm Indonesia Tbkは「Ethical Living for SDGs」を提唱
新たなライフスタイルコンセプトを発表し、明るい未来創りに貢献
PT Uni-Charm Indonesia Tbk(President Director 石井裕二)は、「Ethical Living for SDGs」という新たなライフスタイルコンセプトを発表し、多くの消費者に快適を提供するのみならず、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた具体的活動を開始しました。
Ethical Living for SDGsは、誰もが生活しやすい環境に向けた先進的で、倫理的な企業を目指し、先ずはインドネシアの生活者全てに浸透することを目指しています。PT Uni-Charm Indonesia Tbkは、Ethical Living for SDGs提唱によってSDGs達成を目指します。
Ethical Living for SDGsに込めたロゴとその要素
ロゴは12の要素で構成され、SDGs実現に向けて以下の想いを込めております。
1. 企業活動による社会還元
2. 豊かな生活を実現するイノベーションの探求
3. 違いを受け入れ、互いを尊敬
4. 親と子・介護者と被介護者等、人と人との繋がり
5. 正しい知識を提供する知恵
6. 公平性および安全性による心の平穏
7. 天然エネルギーの資源
8. 資源再利用の可能性
9. 豊かな環境実現
10. 海洋環境・資源の保全と生物多様性の維持
11. 森林の持続可能な利用
12. 動物をパートナーとして捉え福祉への配慮と貢献
Ethical Living for SDGs提唱の背景 =インドネシアに潜む多種多様な課題
インドネシア国内は急激な経済成長により、便利で豊かな生活を送ることができるようになった一方、知らぬ間に私たちが住んでいる環境は地球規模で多種多様な問題が発生しています。一例を挙げるとインドネシア国内のゴミ廃棄量は約6,700万トンで、その内プラスチックゴミは約720万トン存在し、最終処分場に運び込まれるゴミの量も年々拡大することで、収容能力が限界に達するという予測も出ています。インドネシア海洋水産省によると、インドネシアは海洋プラスチックのゴミの量が世界で二番目に多い国と言われています。
将来、この世に生を享ける子供たちにとって、生活しやすい地球にするために、一つひとつの環境問題を解決する責任から逃げてはいけないと考えます。
Ethical Living for SDGsの具体的な取り組みは、世界環境の日(2021年6月5日)に合わせて100%再生紙を採用したpackageを使用した期間限定品を生理用品「Charm」とマスクの「Protect Pollution」から発売しました。100%再生紙を使用するのはユニ・チャームグループとして初めての取り組みです。
Ethical Living for SDGsの具体的な取り組みは、世界環境の日(2021年6月5日)に合わせて100%再生紙を採用したpackageを使用した期間限定品を生理用品「Charm」とマスクの「Protect Pollution」から発売しました。100%再生紙を使用するのはユニ・チャームグループとして初めての取り組みです。
Ethical Living for SDGsの提唱
PT Uni-Charm Indonesia Tbk社長の石井裕二氏は「インドネシアにおける環境問題と消費者のグリーンで環境にやさしい商品に対する関心を捉え、Ethical Living for SDGsというコンセプト」を発表しました。簡単に貢献できる「ちょっといいこと」を暮らしに取り入れる新しいライフスタイルコンセプトの提案を通じて、持続可能な開発目標の実現に直接的に貢献することを目指し、最新技術も活用して小さなことから新たな一歩を踏み出したいと考えています。
Ethical Living for SDGsのこれまでの取り組み
Ethical Living for SDGsの具体的な取り組みは、世界環境の日(2021年6月5日)に合わせて100%再生紙を採用したpackageを使用した期間限定品を生理用品「Charm」とマスクの「Protect Pollution」から発売しました。100%再生紙を使用するのはユニ・チャームグループとして初めての取り組みです。
Ethical Living for SDGsの取り組み‐第二弾
更に、インドネシアのゴミ問題を解決し、循環型社会に向けた活動を推進します。
インドネシアのゴミ山は、生ゴミ以外に使用済み紙おむつが混在していますが、アメリカミズアブの幼虫(Maggot)を用いた生ゴミの処理事例を参考に、セルラーゼ(酵素)によって糖化された紙おむつ(パルプ)を幼虫が摂食することで、紙おむつ(パルプ)ゴミを減らすことが可能かを検証しました。
アメリカミズアブの幼虫は、①幼虫が生ゴミを高速で分解する能力を持っていること②成虫はタンパク質含有量の多い優良な飼料になり、その結果効率的で安価であり、環境に優しいことから、紙おむつ(パルプ)の処理にも適していると考えました。
アメリカミズアブの幼虫が、紙おむつのパルプ部分を摂食し易いように、セルラーゼ(酵素)によりパルプを糖化する処理を実施しました。この結果、糖化処理した紙おむつに投入したアメリカミズアブの幼虫が確実に成長することが確認でき、更に生ゴミを混ぜることで成長が加速することも確認できました。
熊本県立大学の石橋教授からも「セルラーゼ処理をしたパルプをアメリカミズアブの幼虫が食べ、プラスチック部分(不織布/SAP等)と、幼虫の排泄物に分解し、リサイクルが可能」という実証レポートをいただきました。
この実験は、Ethical Living for SDGsの具体策第二弾として、インドネシアのFMCG企業として初めての取り組みであり、紙おむつを廃棄せず分解する方法としては、効率的で安価、かつ環境に優しく、ゴミ問題の改善につながると考えます。
将来的にインドネシアの一般家庭において紙おむつの分別回収が浸透することで、この研究が更に活用できると考えます。世の中で実践している最もよい事例を取り入れて推進する。まさに、Ethical Living for SDGsで提唱しているコンセプトに合致した取り組みだと認識しております。
「Charm Safe Night」 「Unicharm Mask Protect Pollution」の発売を通じて貢献する「SDGs17の目標」
「Charm Safe Night」 「Unicharm Mask Protect Pollution」の発売は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定められた17の目標のうち、下記の1つに貢献するとユニ・チャームでは考えております。
12.つくる責任・つかう責任
ユニ・チャームは商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献することを目指しています。これからも事業活動の展開を通じて、環境保護や社会課題の解決に貢献します。
PT UNI-CHARM INDONESIA Tbkについて
PT UNI-CHARM INDONESIA Tbkは1997年に設立したユニ・チャームグループの現地法人です。事業領域は主に赤ちゃん用おむつ、生理用ナプキン、大人用おむつ、ウエットティッシュ、化粧用パフとマスクです。
PT UNI-CHARM INDONESIA Tbkは、ユニ・チャームグループの企業理念に則り「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」という願いでコミットしています。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
ユニ・チャーム(株) 企画本部広報室 TEL:03-6722-1019