2017年09月21日
高齢者とペットの共生から生活意欲向上の可能性について発表
動物とのふれあいが自立排泄や生活リズムの良い状態を保つ
第28回全国介護老人保健施設大会2017年7月28日(金)にて実施
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、事業を通じてあらゆる世代の方がお互いに負担を感じることなく、“その人らしさ“を尊重し合いながら、自然に支え合って暮らせる「共生社会」の実現を目指しています。
この度、人とペットの共生「動物とのふれあいと自立排泄の取組み」をテーマにした調査報告を第28回全国介護老人保健施設大会ランチョンセミナーにて、2017年7月28日(金)に実施しましたので、その調査報告の一部をご紹介します。
- ADL(activities of daily living):食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動
報告のまとめ
動物とのふれあいがある方は、ない方と比べ、
- 生活意欲が総じて高い傾向がみられる。
- 残存能力を維持した生活をされている方が多く、結果としてADL※1を維持する。
実施の背景
近年、人と動物のふれあいが高齢者の行動意欲や元気を引き出すことが、明らかになっています。当社の調査から、動物とのふれあいで自立排泄や生活リズムの良い状態を継続できていることがわかりました。
そこでこの度、第28回全国介護老人保健施設大会にて、人とペットの共生「動物とのふれあいと自立排泄の取組み」をテーマにした調査報告を実施しました。
調査概要
調査期間:2017年5月
調査対象:40歳以上の主介護者(男女)
回答者数:451人
調査方法:インターネット調査
調査報告
~ 同じ人物の初年度と2年後のADL※1変化調査 ~
ペットとのふれあいがある方は、残存能力を維持した生活が継続されている。
人とペットのふれあいと生活行動の変化
人とペットのふれあいとADL※1の変化
※同一人物の初年度→2年後でのADLの変化
当社の考察
今回の調査で、動物とのふれあいは、高齢者のQOL(Quality of life = 生活の質)を維持し、トイレでの排泄や規則的な生活リズムが継続できることがわかりました。
今後、「公益社団法人 日本動物病院協会」(JAHA)と連携を深め、JAHAのCAPP活動の拡大を支援するとともに、事業活動を通じて、人とペットが共に、喜びに満ちた健康的な生活を送れる「共生社会」実現のため、これからも力を尽くしてまいります。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般メディアの方は、ユニ・チャーム(株)広報室 TEL:03-6722-1019
流通業界紙・誌の方は、ユニ・チャーム(株)営業企画部 TEL:03-6722-1007
消費者の方は、ユニ・チャーム(株)お客様相談センター TEL:0120-041-062