2016年10月27日
「ちょいモレ事情」による夫婦関係について2,000人調査実施
妻の約9割が、夫の健康状態を自分以上に気遣う
一方、夫は「ちょいモレ」を誰にも相談できずに独りで悩む傾向が強い
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、軽い尿モレ専用品から大人用紙おむつを牽引するメーカーとしてお客様に様々な商品やサービスを提供しています。この度、男性の「ちょいモレ事情」について夫婦それぞれが抱える悩みや想いに関する実態調査を実施しました。今回その一部をご報告します。
調査のまとめ
- 妻の約4割は洗濯の際に夫のパンツ(下着)をチェックしている。
- 「ちょいモレ」している男性の約9割は、妻に気付かれていないと思っている。
- パンツ(下着)チェックをしている妻の約5割が、実際に尿のシミや汚れを発見した経験がある。
- 妻の約9割は夫に尿モレの相談をして欲しいと思っている。
- 夫に対して自分から尿モレの話をすることにためらいがある妻はほぼ半数。
- 約9割の「ちょいモレ」男性が誰にも相談していない。
- 夫が尿モレをしているなら、専用品を使ってほしいと思う妻は約7割。
- 「ちょいモレ」男性の約4割は専用品使用意向を示すが、6割以上が何も対策をとっておらず、専用品を実際に使用している人はわずか数パーセント。
(データは全てユニ・チャーム調べ)
(1)あなたは、家事に対してどれくらいの負担を感じていますか。負担に感じる度合いをお答えください。(SA)
「洗濯」を負担に感じている度合いについては過半数を超える妻が負担に感じていると回答。
一方、「食料品や日用品の買物」が負担という妻は49.9%と、外出を伴う買物よりも「洗濯」を負担と感じる傾向が見られた。
(2)あなたは洗濯の際に夫のパンツ(下着)を手にとって見ることはありますか。(SA)
洗濯の際に夫のパンツ(下着)を手に取ってみることがあるか?という質問に対し、約4割の妻がYesと回答した。世代別では50代と20代が高い結果。
(結婚して年月が浅い20代と、夫の健康状態が気になりはじめる50代で、夫のパンツ(下着)をチェックする傾向が強くなる)
(3) あなたの「ちょいモレ」に妻は気が付いていると思いますか。(SA)
「ちょいモレ」している夫の約9割は、妻は気が付いていないと思っているという結果。
特に若い世代ほど、そう思っている傾向が見られた。
(4)夫が洗濯物として出したパンツ(下着)には尿がついて汚れていると思いますか。(SA)
約8割の女性が、1日着用した夫のパンツ(下着)には尿がついて汚れていると思う、と回答した。
世代別で見ると意外にも50代が最も低いという結果。
(5) 夫のパンツ(下着)チェックの結果、尿のシミや汚れなどを見つけたことがありますか。(SA)
夫のパンツ(下着)チェックをしたことがあると答えた女性に、実際に尿のシミや汚れなどを見つけたことがあるか聞いたところ、半数以上がシミや汚れを発見したと回答。
(男性の「ちょいモレ」に対して、夫婦間で意識のギャップが生じていた)
(6) もし夫が「尿モレ」「ちょいモレ」の症状で悩んでいたら、隠さずにあなたに相談してほしいと思いますか。(SA)
夫が「尿モレ」「ちょいモレ」の症状で悩んでいたら、隠さずに自分に相談してほしい、と回答した女性は各世代とも9割を超える結果。
(7) もし夫が「尿モレ」「ちょいモレ」について相談をしてきたら、あなたはどんな気持ちになりますか。(MA)
夫が尿モレの相談をしてきても、「特に気にしない」「当然」と思う女性が4割以上存在し、「何とかして助けてあげたい」「隠さずに話してくれたことをうれしいと思う」という人もほぼ同数存在した。
(8) あなたは夫の健康状態がどのくらい気になりますか。もっとも近いものをお選びください。(SA)
夫の健康状態が自分の健康と同じか、それ以上に気になる女性は9割以上、また自分のこと以上に気になるという人も過半数を超えるという結果。
世代別で見ると、若い世代ほど自分のこと以上に夫の健康状態が気になるという傾向が見られた。
(これは年齢とともに自分自身の健康が気になり出す、ということの逆説かも知れない)
(9) もし夫に「尿モレ」「ちょいモレ」の症状があった場合、そのことについて、あなたから夫に会話を投げ掛けることはできますか。(SA)
夫に「尿モレ」「ちょいモレ」の症状があった場合でも、そのことについて自分から会話を投げ掛けるのは半数近くの女性が「できない」「話しづらい」と回答。
(やはり「尿モレ」「ちょいモレ」は自分から話し掛けるのが難しいテーマのようだ)
(10) あなたは、「ちょいモレ」があることを誰かに相談しましたか。あなたが相談したことがある相手をすべてお選びください。(MA)
「ちょいモレ」経験者(全体の84.6%)に対して、誰かに相談したことがあるかどうか聞いたところ、「誰にも相談していない」という人が86.5%と大多数を占める結果。一番身近な存在であるはずの妻に対しても、約1割しか相談できていない。妻は相談してもらいたいと思っている一方で、夫は独りで悩みを抱えてしまっている、といったギャップが見られた。
(11)あなたは、夫に「尿モレ」「ちょいモレ」の症状があった場合、男性用の尿ケア専用品を使ってもらいたいと思いますか。(SA)
夫に「尿モレ」「ちょいモレ」の症状があった場合、男性用の尿ケア専用品を使ってほしいという人が約7割と大多数を占める結果。
(12)あなたは、男性用の尿ケア専用品を使いたいと思いますか。(SA)
「ちょいモレ」経験があり、まだ男性用の尿ケア専用品を使用したことがない人に、専用品に対する使用意向を確認すると、4割以上の人が専用品を使ってみたいと回答。
世代別で見ると、意外にも20-30代の若い世代の方が使用意向が高い傾向が見られた。
(13)あなたが「ちょいモレ」対策として行っていることをすべてお選びください。(MA)
「ちょいモレ」経験者に、実際に行ったことがある対策方法について質問したところ、6割以上の人が「何もしていない」と回答。何らかの対策をしていても、排尿後に「振る」「絞る」「待つ」と基本的な対策に留まっている人がほとんど。
(専用品を使用している人は20歳代がもっとも多いという意外とも思える結果が出ているが、実際に若い男性が尿ケア専用品を購入するケースも増えている)
調査概要
調査対象:20-50代の既婚男性、20-50代の既婚女性
回答者数:2,000人(各年代男女それぞれ250人)
調査期間:2016年9月3~4日
調査方法:インターネット調査
心理カウンセラー 木村先生のコメント
放っておいても良くならない尿モレは隠さず夫婦間で解決する問題です。ただ、男性はプライドが高く、「空気を読んでほしい」とあまり口にするのも好まないため、「~するといいみたい」など柔らかい提案型の会話や、自分のことも引き合いに出しながら、夫に「そうだなぁ」と思わせるのがポイント。妻の言い方が変わるだけで、夫の反応も変わります。逆に、妻がこの問題に距離を取る姿を見せると夫は対処をする事にネガになっていきます。「恥ずかしいことでないし、世の中の男性にはよくあること」という態度で接したり、専用品の機能や形状などを予め具体的に調べて話したりすると、妻も一緒に考えてくれていると夫も安心するはずです。
当社の考察
今回の調査結果から、男性の尿モレ事情については、当人である夫よりも妻の方の意識が高いという意外なギャップがあることが分かりました。忙しさを言い訳にして自分の身体のことをなおざりにしがちな男性に対し、生理や妊娠など身体に向き合う機会の多い女性は、夫の健康にも敏感になるようです。
男性と女性では関心のポイントが異なるだけでなく、考え方なども異なりますので、「ちょいモレ」を一つのキッカケとして夫婦でお互いの健康について話し合う機会を持ってみては如何でしょうか。
当社では、他人には相談しにくい尿モレの不安や悩みの実態を探求し、気軽に相談しやすい環境作りに加え、少しでも快適に過ごして頂く一助になれるよう、今後とも排泄商品や尿モレ情報の提供を通じてサポートを行って参ります。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般メディアの方は、ユニ・チャーム(株)広報室 TEL:03-6722-1019
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