2016年10月14日
悩める男の「トイレ事情・ちょいモレ事情」を1,000人に調査実施
男性20代でも約85%が「ちょいモレ」経験あり
自己対処で4人に3人が改善し、尿ケア専用品使用でリア充※度が高い傾向
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、軽い尿ケア専用品から大人用紙おむつを牽引するメーカーとしてお客様に様々な商品やサービスを提供しています。この度、男性の「トイレ事情・ちょいモレ事情」に関する実態調査を実施しました。今回その一部をご報告します。
- リア充とは、現実の生活が充実している方
調査のまとめ
- 外では立ってする派が9割以上だが、自宅では座ってする派が過半数を超える。
- 以前と比べて「キレ」の悪さを実感している人が6割以上、残尿感を感じる人も7割超。
- 何らかの「ちょいモレ」経験がある男性は20-50代平均で84.6%と大多数。
- タイプ別では「しずくモレ」「追っかけモレ」「伝いモレ」「おしゃれモレ」が上位。
- 「ちょいモレ」は職場で起きている。「ストレス」が原因と感じている人も2割超存在。
- 「ちょいモレ」について人目や仕事関連の不安が3~4割存在。
- 「ちょいモレ」対処している人の約8割は、不安が軽減し、頻度・量も改善。自己肯定感が強く、人生を前向きに楽しんでいるなどリア充度が高い。
(1)あなたは、普段どんなタイプのパンツ(下着)を身に付けていますか。
普段身に付けることがあるものをお選びください。(MA)
パンツのタイプについては、ほとんどがトランクス派かボクサーパンツ派の2つに分かれた。
20-30代はボクサーパンツが多い一方で、40-50代ではトランクスが主流となる傾向が見られた。
(2)あなたは、排尿をするときにパンツのどの位置から出しますか。(MA)
排尿の仕方は、チャックを開けて「パンツの上」「パンツの前穴」からが、ともに3~4割の主流派だが、中には「ズボンもパンツも脱ぐ」という人も1割以上存在していた。
(3)あなたは、外出先や自宅でどのような姿勢で排尿することが多いですか。(SA)
外出先では「立ってする派」が9割以上と圧倒的だが、自宅では「座ってする派」が過半数を占めた。
(自宅では、妻や母親から「トイレを汚さないで!」と強いプレッシャーがあるとも考えられる)
(4)あなたの1日当たりの排尿の回数はだいたいどのくらいですか。(SA)
1日当たりの平均排尿回数は6.8回。20代平均は6.0回、30代は6.9回、40代は7.0回、50代は7.3回と、世代が上がるにつれて平均回数も増加する傾向が見られた。
(5)以前と比べて、排尿の「キレ」が悪くなったという実感はありますか。(SA)
排尿の「キレ」については、6割以上が以前と比べて「キレ」が悪くなったと回答。
20代でも過半数が「キレ」の悪さを実感しているという意外な結果。
(「キレ」の悪さは加齢によるものとは必ずしも言えないことが伺える)
(6)排尿後も尿が全部出し切れていない感じ(残尿感)がすることがありますか。(SA)
「残尿感」についても調べてみたところ、全体の7割以上が排尿後も全部出し切れていない感じがあると回答。20代でも3人に2人が「残尿感」があるという結果。
(「残尿感」も年代を超えた悩みと考えられる)
(7)あなたは「ちょいモレ」の経験がありますか。(SA)
何らかの「ちょいモレ」を経験している人は84.6%と非常に高い回答。
年代に関わらず、8割以上の男性が何らかの「ちょいモレ」を経験していると回答した。
(8)あなたはどのタイプの「ちょいモレ」経験がありますか。(MA)
排尿後のしずく残りで肌やパンツがちょこっと濡れてしまう「しずくモレ」の経験率は約8割、と最も多くの人が経験している。また、排尿後の尿道に残った尿が後からちょろっとモレてしまう「追っかけモレ」が5割超、股間を伝って足の方にまでモレる「伝いモレ」も3割超の人が経験している。
さらに、3割近くの人が経験したと回答した「おしゃれモレ」。(股上の浅いズボンやボクサーパンツは、排尿しづらいことから尿道に尿が残りやすく、「ちょいモレ」に繋がりやすいと考察される)
最近の流行を取り入れることで「ちょいモレ」してしまう新しいタイプのモレも登場している。
(9)「ちょいモレ」が起こるのは自宅と職場どちらが多いですか。(SA)
自宅で「ちょいモレ」が起こる人より、職場で起こるという人が多い結果。特に若い世代で「職場モレ」の傾向が強く、20代では4割の人が「ちょいモレ」は職場で起こることが多いと回答。
(10)「ちょいモレ」が起こるのはなぜだと思いますか。一因と思うものをすべてお選びください。(MA)
「ちょいモレ」の原因に加齢を挙げる人は5割を超えるが、「ストレス」が原因という人も2割超と次に多い。
(11)「ちょいモレ」があることで、不安を感じるのはどのようなことですか。(MA)
「ちょいモレ」による不安は「シミ」「ニオイ」「バイ菌」が特に大きいという結果。加えて、「色の薄いズボンをはく」「人前に出る」「近くに人が来る」などの人目を気にする不安を抱えている人が4割弱、「仕事に集中できない」「仕事のパフォーマンスが下がる」といった仕事関連の不安を挙げる人も3割弱と、多くの割合で存在。
(12)あなたが「ちょいモレ」対策として行っていることをすべてお選びください。(MA)
「ちょいモレ」していても、対策については「何もしていない」という人が6割超と多数を占める。
対策しているという人でも、おしっこ後に「振る」「絞る」「待つ」といった対策を挙げる人が大多数。
(13)「ちょいモレ」対策によって不安は軽減しましたか。不安を感じていた項目についてお答えください。(MA)
「ちょいモレ」対策をすることで、7~8割と大多数の人が「ちょいモレ」に関する不安が軽減したと回答。
(14) 「ちょいモレ」対策によってあなたの「ちょいモレ」発生頻度や量は改善しましたか。(SA)
「ちょいモレ」対策で、4人に3人以上が「ちょいモレ」の発生頻度・量も改善したと回答した。
(不安が減少することでストレスがなくなり、好影響を与えていると考えられる)
(15)各項目について、あなた自身にどのくらい当てはまるかお答えください。(SA)
「ちょいモレ」対策をしている人は「自分が好き」「毎日が楽しい」「仕事が充実している」「アクティブに人生を楽しんでいる」といった自己評価が高く、リア充度が高いという傾向。
中でも、尿ケア専用品を使用している人は、その傾向が突出している。
調査概要
調査対象:20 ~ 50代の既婚男性
回答者数:1,000人(各年代250人)
調査期間:2016年9月3~4日
調査方法:インターネット調査
泌尿器科医 鈴木 康之先生のコメント
今回の調査では興味深い結果が得られました。尿ケア専用品を着けることで安心感からストレスが軽減し、状態が改善することはあると思います。紙パンツを“安心のため使用する患者さん”は外来診療でもよく経験します。また、仕事・家庭のストレスも尿もれの要素になりえます。正常排尿には、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが大切ですが、ストレスはその悪化要因の一つです。
当社の考察
今回の調査結果から、「ちょいモレ」対策を取ることで、不安や症状が改善されるだけでなく、「毎日が楽しい」「仕事が充実している」などのリア充傾向が高くなり、尿ケア専用品を使っている人は、さらにその傾向が強く出る、ということが分かりました。「ちょいモレ」は仕事への悪影響も及ぼすという結果も出ている為、構造的に「ちょいモレ」しやすい男性は、たかが「ちょいモレ」と放置せず、しっかりと対処することをお勧めします。
当社では、他人には相談しにくい“尿もれ”の不安や悩みの実態を探求し、気軽に相談しやすい環境作りに加え、少しでも快適に過ごして頂く一助になれるよう、今後とも排泄商品や尿もれ情報の提供を通じてサポートを行って参ります。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般メディアの方は、ユニ・チャーム(株)広報室 TEL:03-6722-1019
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