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  5. 今からはじめる「歩く」を通じて認知症予防推進『ソーシャル・ウォーキング』

2016年09月08日

認知症発症リスクは「外出」や「社会的接触」頻度と関連
ユニ・チャーム、東京都健康長寿医療センターと共同で
『ソーシャル・ウォーキング』を考案
今からはじめる「歩く」を通じて認知症予防推進

~東京10月6日(木)・大阪10月7日(金)に体験会を実施~

ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、一人ひとりの“生活者”の心と体の健康をサポートする企業として、赤ちゃんからお年寄りまで様々な世代に向けた商品やサービスを提供しています。この度、高齢化の進行に伴う「閉じこもり」や「認知症」といった社会問題の改善に寄与するべく、“目的“を持って”社会“と触れ合う『ソーシャル・ウォーキング』を考案しました。それに伴い、2016年10月6日(木)に東京、10月7日(金)に大阪で、体験会を実施します。

ウォーキング(イメージ)

ウォーキング(イメージ)

『ソーシャル・ウォーキング』とは

認知症予防には、適度な運動とバランスの良い食事で脳の健康状態を良好に保つ【生理的アプローチ】と、芸術や趣味・ボランティア活動などで社会との接触により脳を刺激する【認知的アプローチ】の、両面からアプローチすることが効果的と実証されています。
そこで当社は、地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所の監修のもと、手軽にできる【生理的アプローチ】の代表であるウォーキングに、“目的”を持って“社会”と触れ合う【認知的アプローチ】を組み合わせた認知症予防プログラム『ソーシャル・ウォーキング』を考案しました。
『ソーシャル・ウォーキング』とは、「社会参加&歩行」の造語で、人と関わり、楽しみながら歩くことを誰もが取り組みやすい形にした認知症予防のためのウォーキングです。このウォーキングにおける「ソーシャル(social)」は、ボランティア活動や地域活動など直接的な「社会参加」に加え、歴史や自然に触れたり、地域の隠れた名店を探したり、誰かとおしゃべりをしたり、「社会参加のきっかけ」になることも含みます。「社会参加」そのものに認知機能の低下を予防する効果があることに加え、ウォーキングに社会参加という目的を持たせることで、ウォーキングを習慣化させることも狙いとしています。

『ソーシャル・ウォーキング』プログラム

【認知的アプローチ】=「ソーシャル」

  • 社会での役割を持つ:仕事、地域活動、ボランティアなどに継続的に参加し外出を習慣化
    -ボランティア活動は、お住まいの自治体の社会福祉協議会等へご相談をお勧めします。
  • 外出の楽しみを持つ:地域の名所・名店探し、地域のイベントへの参加、犬の散歩、浮世絵・古地図の今昔比べなど
    -地域イベント活動の情報は、お住まいの自治体発行の広報誌などで確認できます。。

【生理的アプローチ】=「ウォーキング」

  • (基礎)「生活歩行」+「15~30分のしっかり歩行(歩幅広め、速歩き)」を週3日程度実施。
  • (応用)ノルディック(ポール)ウォーキング
    -ポールを活用することで普段のウォーキングの1.2~1.4倍の効果が得られます。
    -足腰に不安がある高齢者において、ポールで体を支えられ安定します。
  • 足腰に自信のない方や、健康に不安のある方は普段よりも沢山歩く意識を持つだけでも効果的です。
  • 尿漏れは外出を妨げる要因になるため、尿漏れ対策となる骨盤底筋を意識して歩き、『ソーシャル・ウォーキング』準備運動に骨盤底筋体操を加えることを推奨します。

今からはじめよう!認知症予防『ソーシャル・ウォーキング』体験会のご案内

<東京会場>
日時:2016年10月6日(木) 9:00集合(12:00頃終了予定)
場所:[講義]リファレンス新有楽町ビル貸会議室
   [実技]日比谷公園
     [参加費]お一人様300円(保険代)

<大阪会場>
日時:2016年10月7日(金) 9:00集合(12:00頃終了予定)
場所:[講義]大阪城ホール コンベンションホール
   [実技]大阪城公園
     [参加費]お一人様300円(保険代)

<募集人数>
東京会場:50名様 
大阪会場:50名様 合計100名様

<実施項目>
東京都健康長寿医療センター研究所の講師による認知症予防に関する講演や、運動効率を高めるための『ノルディックウォーキング』の実践等、普段運動しない方でも取り組みやすい内容となっています。

  1. 認知症予防『ソーシャル・ウォーキング』の解説
  2. 自身の地元で『ソーシャル・ウォーキング』を実施する際の見どころの探し方を解説
  3. 実技会場「日比谷公園」「大阪城公園」の歴史や構造、自然や建物の見所の講義
  4. 運動効率を高める、『ノルディックウォーキング』の解説
  5. 講義で教わった公園内の見所を、『ノルディックウォーキング』で歩行体験会
  • 雨天時は、講義会場内で実施します。『ノルディックウォーキング』のポイントや、ポールを使ったストレッチ、歩幅測定などを予定しております。
  • 参加者には、「ライフリーさわやかパッド」商品サンプル、「ソーシャル・ウォーキングマニュアル本」、お出かけをサポートする周辺イベントのチケットをプレゼントします。

また、抽選で500名様に、『ライフリーさわやかパッド』(80ccまたは男性用20cc)と「ソーシャル・ウォーキングマニュアル本」をセットにしてプレゼントいたします。

<応募方法>

ユニ・チャーム ライフリーサイトでご確認ください。
http://www.unicharm.co.jp/lifree/healthy_life/homebound/01/index.html

東京都健康長寿医療センター研究所 藤原 佳典先生 コメント

『ソーシャル・ウォーキング』を毎日の暮らしにプラスし、認知症を予防しましょう!

東京都健康長寿医療センター研究所  藤原 佳典先生

東京都健康長寿医療センター研究所
藤原 佳典先生

超高齢社会では、シニアの知恵と経験は財産です。とはいえ、それを活かすには、健康長寿であることが必要です。『ソーシャル・ウォーキング』はその近道で、交流とともに、新たな体験も増え、脳に多くの刺激を与えます。実は、勉強や経験で積み上げる「結晶性知能」が低下しにくい一方で、生活に欠かせない思考力、記憶力、注意力などの「流動性知能」は、年齢とともに低下しがちです。それを鍛え、維持するのに有効なのが、『ソーシャル・ウォーキング』がもたらす有酸素運動と社会参加です。外出は、新たな出会いや体験を増やす認知症予防の一番の処方箋ですから、歩きながらあいさつ・声かけ、自然や歴史の探索をすることや、ボランティアや仕事の行き帰りで段取りをイメージしながら歩くのもよいと考えます。「社会参加+歩行」で認知症を予防し、健康長寿を実現しましょう!

ユニ・チャームでは、尿もれケア商品で不安のない外出をサポートするとともに、『ソーシャル・ウォーキング』の推進によって、認知症の対策へ寄与していきます。

 <<本件に関するお問い合わせ先>>

一般メディアの方は、ユニ・チャーム(株) 広報室 TEL:03-6722-1019
流通業界紙・誌の方は、ユニ・チャーム(株)営業企画部 TEL:03-6722-1007
消費者の方は、ユニ・チャーム(株)お客様相談センター TEL:0120-041-062

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