マーケティング 日本担当
入社年度:2020年
所属部署:グローバルペットケアマーケティング本部 ジャパンブランドマネジメント部
2020年 |
マーケティング(日本国内)ペットケア担当 |
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食事を通じて、
ペットと飼い主の幸せをつなぐ
入社動機
菓子メーカーのマーケティング業務を経験するなかで、「我流ではなく体系的にマーケティングを体得し、ブランド育成をしていきたい」と思いキャリアアップを決意し、広告代理店に転職しました。食品メーカーのブランドコミュニケーションの業務を経験した後、「広く深いマーケティング業務ができること」「ペットの“食を通じた喜び”に携われること」「NOLA&DOLAのビジョンに共感したこと」から、ユニ・チャームへ入社しました。
入社してみて、“食”という経験を活かした領域ができることはもちろん、多様なカテゴリーを持ち、グローバル展開をしている企業だからこその学びが多くあることも魅力だと感じています。ペットの中でもフードとトイレタリー用品では市場や生活者ニーズも全く異なりますし、生理用品や大人用おむつなど、他カテゴリーでの成功事例からも日々新たな発見と刺激を受けています。
現在の仕事内容
ペットのキャットフード商品「銀のスプーン」ブランドの国内マーケティングを担当しています。銀のスプーンは「この子がずっと食事の喜びのある、幸せな生活を送れますように」という願いを込めた、“おいしさ”を通じて幸せや愛情を伝える架け橋となることを目指しています。
ネコちゃんの食べ悩み経験率は約50%と非常に高く、飼い主様は日々「これなら食べてくれるかな…」「好みの味を見つけて喜ばせてあげたい」と悩みながら商品を選んでいます。飼い主様の生の声を伺いながら、開発部門と連携し、ネコちゃんが笑顔で完食できるおいしい商品を作ることに取り組んでいます。また、パッケージやTVCMなどのコミュニケーションを通じて、「おいしそう」と感じてもらい、「これならうちの子も食べてくれそう」と思っていただけるような表現を追求しています。そのために、日々チームや様々な部署と討議を重ね、戦略を考え、実行しています。
成長するきっかけとなったエピソード
2023年に発売した新商品に携わったことが成長できた出来事だと感じています。
人間の食品とは異なり、キャットフードにおいて、おいしいかどうかの最終判断者はねこちゃんですが、商品を選ぶのはあくまでも飼い主様です。飼い主様が感覚的に「おいしそう」「食べてくれそう」と判断する基準はどこにあるのか。「なんとなく」の理由を探るため、飼い主様とねこちゃんの生活や食シーンを深堀りしながら、チームで「なぜ」を繰り返して議論し、言語化していきました。その結果、判断基準やインサイトが明確になり、スペックやコンセプトをブラッシュアップすることができました。
発売時には、調査で目標値を達成していたものの、本当に満足していただけるのかという不安があり、まるでわが子を送り出すような気持ちでした。しかし売場で実際に手に取っていただく姿や感謝のお声をいただいたこと、そしてSNSでたくさんのねこちゃんが食べている姿を目にした時には、胸がいっぱいになりました。
これからの挑戦
ペットはどんな時でも、こちらが思わず笑顔になるような幸せや癒しを提供してくれる、かけがえのない存在です。そんなペットに私たちが幸せを提供できる場のひとつが、「食事」だと考えています。言葉を交わすことができないからこそ、気持ちを伝え合える手段は「表情」です。人間がおいしいものに出会った時、驚きや幸せの幅が広がるように、ワンちゃんやネコちゃんにも、もっと様々なおいしさを経験していただきたい。そして今まで見たことのないような喜び・幸せ・笑顔を引き出すことで、ワンちゃんやネコちゃん、そして飼い主の幸せをつないでいきたいと考えています。より多くの「おいしさ」を通じた「喜び」を感じていただくため、これからも取り組んでまいります。