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2025年05月27日

ユニ・チャーム、全国発明表彰 「朝日新聞社賞」 「発明実施功績賞」 を初受賞
~使用済み紙おむつから高純度パルプを再生する技術の発明(特許第6290475号)~

ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原 豪久)は、令和7年度全国発明表彰(主催:公益社団法人発明協会)において、「使用済み紙おむつから高純度パルプを再生する技術の発明(特許第6290475号)」により、「朝日新聞社賞(特別賞)」及び「発明実施功績賞」を受賞したことをお知らせします。なお、当社は全国発明表彰における初の受賞となります。

                                                 <オゾン処理前のパルプ>                               <オゾン処理後の高純度パルプ>

全国発明表彰とは

全国発明表彰は、大正8年に創設された「帝国発明表彰」を起源とする日本における歴史ある発明報奨制度です。公益社団法人発明協会が主催し、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的として、優れた発明や、今後の社会的貢献が期待される技術・意匠等に対し表彰を行っています。今回受賞した「朝日新聞社賞(特別賞)」は、科学技術の進歩性に優れ、かつ社会実装の成果が顕著な発明に贈られるものです。また、特別賞を受賞する当該法人の代表者に「発明実施功績賞」が授与されます。

発明の概要

本発明は、使用済み紙おむつ等に含まれるパルプを清浄化し、安心・安全で再利用可能な資源として再生する技術です。処理工程では酸性水溶液およびオゾン処理を組み合わせることで、従来困難だった再生処理起因の残留物の排除と高い洗浄度の確保を同時に実現し、分離・洗浄・殺菌・消毒・漂白・脱臭といった工程を効率的かつ経済的に達成しました。

この技術は、当社が推進する『RefF(リーフ)プロジェクト』において実用化・製品化され、紙おむつの水平リサイクルを実現しています。その結果、焼却処理に伴うCO₂排出量の削減を可能にし、パルプという貴重な森林資源の循環利用に貢献しています。

受賞概要

<朝日新聞社賞(特別賞)>

ユニ・チャーム株式会社 Recycle事業推進室

・亀田 範朋  

・小西 孝義  

・平岡 利夫  

・山口 正史 

高知大学 森林資源材料学研究室 

・市浦 英明 教授

 

<発明実施功績賞>

ユニ・チャーム株式会社 代表取締役 社長執行役員 

・高原 豪久

本発明を活用したRefF(リーフ)関連商品

関連サイト

『RefF(リーフ)』ブランドサイト   

https://www.unicharm.co.jp/ja/csr-eco/reff.html

 

今できるサステナブルを!『えらぶ つかう めぐらせる』サイト

https://www.unicharm.co.jp/ja/csr-eco/ghg.html

 

ユニ・チャーム_紙おむつの未来を考えるnote

https://note.com/unicharm_reff

使用済み紙おむつから高純度パルプを再生する技術の発明を通じて貢献する
「SDGs 17の目標」

本取り組みは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると当社では考えています。

 

3.すべての人に健康と福祉を     12.つくる責任 つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を     15.陸の豊かさも守ろう      

 

これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。

 <<本件に関するお問い合わせ先>>

ユニ・チャーム株式会社 グローバル マーケティング コミュニケーション本部  Love Your Possibilities広報部  

    TEL:03-6722-1019 Email:brand-pr@unicharm.com

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