2024年03月27日
使用済み紙パンツ(紙おむつ)のリサイクルで抽出した再生プラスチックを配合した、
「紙パンツ専用回収ボックス※1」を志布志市内の470ヶ所に設置
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原 豪久)は、鹿児島県志布志市内の470ヶ所のごみ回収所に、使用済み紙パンツのリサイクル過程で抽出したプラスチックを配合した「紙パンツ専用回収ボックス※1」を志布志市の受託事業により設置し、2024年4月より回収を開始することをお知らせします。この回収ボックスの設置拠点拡大により、使用済み紙パンツの回収量の向上を目指します。
※1 当社とアロン化成株式会社(代表取締役社長:美保 享/以下、アロン化成)が協働開発し、再生プラスチックを回収ボックスに配合する技術を確立しました。回収ボックスはアロン化成が製造しています。
取り組みの背景
当社は、2015年より使用済み紙パンツを再資源化するRefFプロジェクトを開始し、2016年からは鹿児島県志布志市や大崎町と協働して取り組んでいます。
本プロジェクトの成果として、紙パンツの主要原材料のひとつである森林資源の「パルプ」を、独自開発したオゾン処理技術によって、未使用品と同等品質の衛生品レベルへと再生する「水平リサイクル※2」技術を構築しました。2022年には、リサイクルパルプを原材料に使用した介護用紙パンツを生産し、南九州地区を中心に病院、介護施設様でご利用いただいています。ご利用いただいた介護施設様からは「通常品と全く変わらない品質」との評価をいただいています。
一方で、新たに導入を希望される介護施設様も多く、そのご要望にお応えするためには、リサイクルの原料となる使用済み紙パンツの回収量を増やす必要があります。
そこでこのたび、「紙パンツ専用回収ボックス※1」を、鹿児島県志布志市の470ヶ所のごみ回収所に設置することとしました。
※2 「水平リサイクル」とは、使用済み紙パンツをリサイクルし、再度紙パンツの原材料へと用いることです。
「紙パンツ専用回収ボックス※1」設置のメリット
・小まめに廃棄ができ、家庭内での一次保管が不要となります。
・蓋があることで、プライバシーが守られ、衛生的に廃棄することが可能です。
・専用の回収ボックスにより、分別廃棄を促すことができます。
・分別回収により、異物の混入が軽減され、リサイクルがしやすくなります。
関連情報
ユニ・チャーム Kyo-sei Life Vision 2030 http://www.unicharm.co.jp/csr-eco/kyoseilifevision/index.html
ユニ・チャーム サステナビリティサイト http://www.unicharm.co.jp/csr-eco/index.html
ユニ・チャーム 紙おむつの未来を考えるnote https://note.com/unicharm_reff
志布志市ホームページ ごみ・リサイクル https://www.city.shibushi.lg.jp/life/1/10/35/
「鹿児島県志布志市との取り組み」を通じて貢献する「SDGs 17の目標」
この活動は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると当社では考えています。
12.つくる責任つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 15.陸の豊かさも守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう
これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
ユニ・チャーム株式会社 ESG本部広報室 TEL:03-6722-1019
Email:brand-pr@unicharm.com