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  5. 第23回 物流環境大賞 「先進技術賞」 を受賞

2022年07月27日

「海上コンテナ転用による資材国内輸送と同一コンテナでの製品輸出による環境負荷低減」が高く評価され、第23回 物流環境大賞 「先進技術賞」 を受賞

ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)の生産子会社であるユニ・チャームプロダクツ株式会社は、第23回 物流環境大賞※1において「先進技術賞」を共同受賞し、一般社団法人日本物流団体連合会より表彰を受けましたのでお知らせします。

※1  一般社団法人日本物流団体連合会が、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚などを図り、物流の健全な発展に貢献した団体・企業または個人を表彰するもの。

  「先進技術賞」は、物流の高度化、効率化、デジタル化に対応し、先進的な技術を活用して環境負荷低減に貢献した事業者へ授与されるもの。

受賞理由

ユニ・チャームプロダクツ株式会社は、住友精化株式会社、井本商運株式会社、株式会社日立物流、株式会社バンテックと共同して、トラック輸送から海上輸送へのモーダルシフトを取り入れ、物流の選択肢を拡充する取り組みを進めました。この取り組みにより、二酸化炭素(CO₂)排出量の低減やトラックドライバーの労働時間が短縮するなど、将来にわたる持続可能性への貢献が高く評価され今回の受賞となりました。

具体的な取り組み内容

①   モーダルシフトを実現

  兵庫県から福岡県への紙おむつ資材輸送について、トラック輸送から海上輸送へモーダルシフトを実施しました。

②   海外輸出用のコンテナを国内資材輸送用に転用するラウンド運行を実現

  トラックで輸送していた紙おむつ資材を、積載量の大きい海外輸出用40フィートコンテナへ変更することによって、運行回数を半減しました。

  また、荷下ろし後のコンテナは、福岡県から海外への製品輸出に活用する仕組みを構築しました。

③   海外輸出用の荷物積み下ろしを自動化

  輸出用のコンテナへの荷物の積み下ろし作業をバンニングマシン※2の導入によって、労働負担を軽減しました。

※2 段積み及びバラ荷物の積み下ろしを人手作業から機械により搬出入する装置のこと。

この取り組みを通じて、二酸化炭素(CO₂)排出量の61.8%削減(年間換算271トン)、ドライバー運転時間59%削減(年間換算2,077時間)、輸出コンテナ荷物の積み下ろし作業の時間を削減(年間875時間)しました。

今後の展開

物流業界は、ドライバー不足や物流費の上昇、二酸化炭素(CO₂)排出量の削減など、様々な課題を抱えています。今後も持続可能な物流体系構築と環境負荷低減に向け、環境保護の推進や、社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献していきます。

 <<本件に関するお問い合わせ先>>

ユニ・チャーム株式会社 ESG本部 広報室 TEL:03-6722-1019

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