2022年05月11日
「内航船利用によるモーダルシフトと資材と製品の垣根を超えた効率化の取り組み」が高く評価され、令和3年度 エコシップ・モーダルシフト事業優良事業者「海運モーダルシフト大賞」を受賞しました
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)の生産子会社であるユニ・チャームプロダクツ株式会社は、「令和3年度 エコシップ・モーダルシフト事業優良事業者表彰式」※において「海運モーダルシフト大賞」を共同受賞し、国土交通省海事局長より表彰を受けましたのでお知らせします。
※ エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会、国土交通省海事局がモーダルシフトの推進を目的にスタートした「エコシップマーク認定制度」において、特に顕著な功績のあった優良事業者に対して表彰するもの。表彰事業者の中で、革新的な取り組みを行い、最も貢献度が高いと認められる事業者に対して、「海運モーダルシフト大賞」が授与されるもの。
受賞理由
ユニ・チャームプロダクツ株式会社は、住友精化株式会社、株式会社日立物流、株式会社バンテックと共同して、大型トラックを用いた陸送中心の物流から、エネルギー効率のよい海上輸送を取り入れた物流へと選択肢を拡充する取り組みを進めました。この取り組みにより、二酸化炭素(CO₂)排出量が低減し、合わせてトラックドライバーの労働時間が短縮するなど、将来にわたる持続可能性への貢献が高く評価され今回の受賞となりました。
具体的な取り組み内容
① 海外輸出用コンテナの国内資材輸送転用によるラウンド運行
大型トラックで輸送していた紙おむつ資材を、積載量の大きい海外輸出用40フィートコンテナに変更することで運行回数を半減しました。
② 海運モーダルシフトの実現
トラックにて陸上輸送していた一部区間を環境負荷の小さな船舶利用へと切り替えました。
③ トラックドライバーの労働時間短縮
船舶の有効活用によりドライバーの労働時間削減を図り、将来にわたる持続可能な物流を確立しました。
この取り組みを通じて、二酸化炭素(CO₂)排出量の61.8%削減(年間換算271トン)、ドライバー運転時間59%削減(年間換算2,077時間)を実現しました。
今後の展開
物流業界は、ドライバー不足や物流費の上昇、二酸化炭素(CO₂)排出量の削減など、様々な課題を抱えています。今後も持続可能な物流体系構築と環境負荷低減に向け、環境保護の推進や、社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献します。
(関連情報)
エコシップ・モーダルシフト事業公式サイト http://www.ecoship.jp/
ユニ・チャーム Kyo-sei Life vision2030 https://www.unicharm.co.jp/csr-eco/kyoseilifevision/index.html
<<本件に関するお問い合わせ先>>
ユニ・チャーム株式会社 ESG本部 広報室 TEL:03-6722-1019