2021年12月24日
「海外向け製品輸出コンテナを国内資材輸送へ転用する取り組み」が高く評価
令和3年度 グリーン物流パートナーシップ会議「物流DX・標準化表彰」を共同受賞
ユニ・チャーム株式会社の生産子会社であるユニ・チャームプロダクツ株式会社(本社:香川県観音寺市、代表取締役 社長執行役員:関 忍)は、住友精化株式会社、株式会社日立物流、井本商運株式会社、株式会社バンテックと共に、車両運行回数の削減と内航船活用による二酸化炭素(CO₂)削減およびドライバー運転時間の削減を目的に、海外向け製品輸出コンテナを国内資材輸送へ転用した取り組みが評価され、令和3年度 グリーン物流パートナーシップ会議※1にて「物流DX・標準化表彰」を共同受賞したことをお知らせします。
※1 国土交通省・経済産業省等が物流分野における環境負荷低減、物流の生産性向上など、持続可能な物流体系の構築に関し、特に顕著な功績のあった事業者に対して表彰するもの
受賞内容と受賞理由
今回の受賞は、当社の生産子会社であるユニ・チャームプロダクツ株式会社と、住友精化株式会社、株式会社日立物流、井本商運株式会社、株式会社バンテックの協力により、メーカーとサプライヤーの垣根を超えたサプライチェーンを効率化し、「グリーン物流」を推進した取り組みが高く評価されました。
具体的な取り組み
① 海外向け製品輸出コンテナの国内資材輸送転用によるラウンド運行
紙おむつ資材の輸送を大型トラックから積載量の大きい海外輸出用40ftコンテナへ変更して運行回数を半減した。
② モーダルシフトの実現
トラックにて陸上輸送していた一部区間を環境負荷の小さな船舶利用へ転換した。
③ 海外輸出コンテナのバンニング※2作業を自動化
輸出用貨物のコンテナの積み込み作業をバンニングマシンの導入により自動化した。
※2 貨物をコンテナに詰め込む作業のこと
取り組みの結果、二酸化炭素(CO₂)排出量の削減(年間換算880.4トン)、ドライバー運転時間59%削減(年間換算2,077時間)、人手によるバンニング作業時間削減(年間換算875時間)を実現しました。
今後の展開
物流業界は、ドライバー不足や輸送費の上昇、二酸化炭素(CO₂)排出量の削減など、様々な課題を抱えています。今後も持続可能な物流体系の構築により、環境保護の推進や、社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
ユニ・チャーム(株)企画本部 広報室 TEL:03-6722-1019