2017年05月15日
京都大学大学院と共同で、発達科学に基づき、
子どもが進んでトイレに行きたくなる行動を研究
「ムーニーちゃんとトイレトレーニング」アプリを開発
2017年5月12日よりGoogle PlayとApp storeで無料配信開始
ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原豪久)は、京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授と共同で、発達科学の知見に基づく「トイレトレーニング」アプリを研究開発しました。このアプリには、親子がともに楽しいと感じながらコミュニケーションし、そのなかで子どもが進んでトイレに行きたくなる気持ちを高めるための仕掛けがなされています。2017年5月12日よりGoogle PlayとApp storeで無料配信を開始します。
研究開発の背景
これまでのトイレトレーニングは、失敗する経験、嫌な思いを経験させていくことが一般的な方法でした。しかし、これではママにも子どもにも過度なストレスがかかってしまいます。トイレトレーニングを開始する時期は、子どもが自分自身に自信をもち、周囲と信頼関係を築いていく重要な発達期にあたります。従来のトイレトレーニングの方法を超えて、親子にとってさらによい方法を検討してきました。
こうした発想から、この度、ユニ・チャーム株式会社共生社会研究所は、京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授と共同で、発達科学の知見に基づく「トイレトレーニング」アプリを研究開発しました。このアプリには、親子がともに楽しいと感じながらコミュニケーションし、そのなかで子どもが進んでトイレに行きたくなる気持ちを高めるための仕掛けがなされています。2017年5月12日よりGoogle PlayとApp storeで無料配信を開始します。
「トイレトレーニング」アプリの特徴
①トイレに行きたくなる仕掛け
- 動機づけ-子どもをトイレへ誘導する
- 専用シール台紙のムーニーちゃんにカメラをかざすと3Dムーニーちゃんが登場し「いっしょにがんばろう」と応援してくれます。
- 専用シール台紙は男の子用、女の子用の2種類から選べます。
- 専用シール台紙はトレパンマンのブランドサイトからダウンロードできます。
- 専用シール台紙は、2017年6月発売のお試しパック限定で入っております。
- 自信とやる気-トイレに座る楽しみ
- トイレに座れたご褒美に、顔認識で自動的に王冠やティアラをかぶったかわいい写真が撮れます。
- トレーニングを進めると、フレームやスタンプが追加されます。
写真は男の子で撮影
- 愛着形成-スキンシップによる報酬
- 記録後に、ごほうびカードを子ども自身が選んだり、ぎゅーっとタイムで親子のコミュニケーションを促します。
②子どもの成長を記録する機能
- 日記機能
- 毎回撮影した写真を保存し、気づいた変化や成長を記録できます。
- 保存した記録を、家族やお友達にシェアすることができます。
- お知らせアラーム
アラーム設定ができるので、声掛けのタイミングを忘れません。アラーム通知からアプリを起動すると、ムーニーちゃんがトイレに誘ってくれる動画が流れます。
アプリ先行モニターの使用結果
子どもがトイレの便座に座る回数
アプリ使用前は、お子様がトイレで座る回数が0~2回程度が7割を超えていたが、アプリ使用後は、トイレでの座る回数が3回以上で7割を超える結果となった。
ユニ・チャーム調べ(n=47)
今後の使用意向
アプリ使用者の85%は今後も継続して使用したいと望む結果となった。
ユニ・チャーム調べ(n=47)
アプリのダウンロード方法
研究開発参加メンバー
ユニ・チャーム株式会社 共生社会研究所
菅 文美
松代 茜
石川 浩樹
京都大学大学院教育学研究科
明和 政子
京都大学大学院教育学研究科 明和 政子教授のコメント
子どもの脳と心は、目をみはるほどのスピードで進んでいきます。しかし、子育てに忙しい日常を送っておられる親御さんは、お子さんの成長、そしてご自身の子育てへの頑張りや手ごたえを感じる心身の余裕をもてない場合が多いのではないでしょうか。子どもの成長だけでなく、彼らを支える親の心も支えたい。そうした思いで今回の研究開発に携わってきました。このアプリを使って、お子さんの成長、そして親としてのご自身の成長をぜひ実感していただきたいです。お子さんが大きくなって、アプリに保存された記録をみながらともに思い出を語れる日がくるとすばらしいですね。
当社のコメント
今回無料で配信をする、「ムーニーちゃんとトイレトレーニング」アプリは、親子共にスキンシップをとりながら、ポジティブに楽しくトイレトレーニングができる、京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授と共同研究したアプリです。
多くの子育て中のママやパパにこの「ムーニーちゃんとトイレトレーニング」アプリを使っていただき、親子の愛着形成や信頼関係づくりのお役に立ちたいと考えています。
なお、本研究の一部は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」の支援を受け、「活力ある生涯のためのLast 5Xイノベーション拠点※1」の事業・研究プロジェクトによって進められています。
- 「しなやかほっこり社会」を目指して、京都大学を中核機関にした産学連携の開発拠点
ご案内
本研究は、2017年6月14日(水)に京都大学産官学連携本部 COI拠点研究推進機構にて、科学的な根拠を示した、記者会見を予定しております。
詳細情報は、当社広報室へお問合せください。
<<本件に関するお問い合わせ先>>
一般メディアの方は、ユニ・チャーム(株)広報室 TEL:03-6722-1019
流通業界紙・誌の方は、ユニ・チャーム(株)営業企画部 TEL:03-6722-1007
消費者の方は、ユニ・チャーム(株)お客様相談センター TEL:0120-192-862