おむつはずれとトイレトレーニング

ステップ4:昼間のトイレの自立期

昼間のトイレ自立期

出る前申告ができるようになって、普段の生活でママの言うことをちゃんと聞いて、がまんすることができるようになったらおむつがはずれる日ももう間近。
ラストスパートでもママが焦らずに、お子様の気持ちを大事にしてください。

しっかりポイントをおさえて、おむつとバイバイしましょうね!

トイレの自立に必要な機能の完成はいつ頃?

おむつはずれの日はもう間近!
お子様の様子を観察していればちゃんとわかりますよ!

2歳から4歳半ぐらいまでの時期に排尿機能の発達が急速に進みます。
膀胱もたくさんおしっこを貯めておけるようになるし、おしっこが貯まってきたこともしっかりわかるようになってくるのです。
また、いつでもおしっこを自分の意思でできるようになり、逆に自分の意思でおしっこをがまんできるようにもなります。

こうして4歳半頃までに、トイレの自立に必要な体の機能が完成するので、それまでに昼間のおしっこが自立できていれば問題はありません。
ちなみに、4歳~5歳のお子様でおしっこが自立できているのは93%と言われています。

ギリギリまでトイレに誘わない

完全におむつがはずれるまではママの根気にかかっています。
どこまで待てるか!
ここでママがイライラしないことが勝負です。

おしっこが膀胱にたまりかけたちょうど良いタイミングでママがトイレに誘ってくれると、「したくなる」感覚をなかなか自覚できません。
だからギリギリまでトイレには誘わないようにしましょう。
この時期は、「アッ!もうダメ出ちゃう!」という体験が大切なのです。
徐々に誘う回数を減らし、膀胱がおしっこでいっぱいになるまで待ってギリギリの感覚を体験させます。
そこでママが「おしっこ出る?」と聞いてあげれば、「出る」と教えてくれるようになりますよ!だんだん知恵もついてくる時期なので、「今度はしたくなったら教えてね」と指導してあげれば、「出る前申告」ができるようになるでしょう。

ただ、この「ギリギリまで誘わない」ことには失敗がつきものです。
タイミングが少しずれただけでもうもらしてしまっていたり、「おしっこ出る」と言った瞬間にジョーと出てしまったり……。
それでもぐっとガマン。叱らないでくださいね。「ちゃんと教えたのになぜママは怒るの?」→「もうおしっこしたくても言わない」と後戻りしてしまいますよ!

「出る前申告」ができるようになっても、成功率が安定してくるまでに2~3ヶ月かかります。気長にあたたかく見守ってあげましょう。

まだまだ失敗や後戻りは当たり前です

「おむつはずれ目前なのになぜ?」ということはよくあること。
昨日できたことが今日できなくてもあたりまえ。
お子様はほかにもいろいろ成長して、忙しい時期なのです。

おもらししても再チャレンジ!あせらずに気長に

やっとそろそろおむつもはずれそうだとホッとしたところで、おもらしや後戻りしてしまうこともまだまだあります。
遊びに集中しているときや、面白いテレビに夢中になって失敗してしまったり、トイレまで間に合わなかったり、少しだけ出てしまったり。
でもこれは、神経や生理機能が完成してくればなくなることなので、心配せずにお子様の成長を待つようにしましょう。

季節が変わり寒くなると後戻りすることもよくあることです。寒くなると、汗で出る水分が減り、おしっこの量が増えます。
するとおしっこを感じる神経が過敏になって回数も増えるうえ、厚着になるので服を脱ぐのにも手間がかかって間に合わなかったりするのです。

でも、一度できるようになったことは取り戻すのも簡単です。
休んで様子を見て、もう一度お子様のリズムを観察して合わせてあげてください。
1段階ステップを戻して、できることからやり直してみるくらいの心の余裕が必要です。
ママがイライラすると後戻りが定着してしまうので、絶対にあせらないでくださいね。

生活環境の変化で後戻りすることもあるので、その時は気をつけて!

引越しや帰省などの生活環境の変化、下のお子様の妊娠・入院・出産、あるいはママの仕事が多忙になってきたなど、ママにもっと関心を持ってもらいたいと無意識に思っていることが要因で後戻りすることもあります。
あるいは、厳しくしつけ過ぎた、潔癖症で神経質過ぎたことに対する無意識の抵抗や反抗表現の場合もあります。
こうした場合は、いったんまたおむつに戻るなどして、お子様の気持ちが落ち着くまで様子をみます。あるがままのお子様を受け入れ、たっぷり遊んであげて、思いっきりママを一人占めさせてあげてください。
お子様が満足して、健全な信頼関係が復活すれば、またできるようになりますよ!

うんちの自立はちょっと遅くなります

一般的にうんちの自立は、おしっこより数ヶ月遅くなるケースが多く、4~5歳で84%、5~6歳で93%と言われています。
別々にトレーニングしているわけではないのに、どうしてこういった違いが出てくるのでしょうか?
理由を見ていきながら、対策を考えていきましょう!

いきむ動作がとりにくい

足が床に届かないと、おなかに力を入れていきめません。
足がつくように工夫したり、つかまるものを作ってあげて、上体が安定するようにしていきみやすくしてあげましょう。

「うんちがしたい」感覚は一時的で消えやすい

大人もうんちは、おしっこに比べてわりとガマンしやすいものですね。
それは、「うんちがしたい」という感覚は消えやすいからなのです。
例えば、ママが慌ててトイレに連れていったらお子様はびっくりしていきむのを忘れてしまうこともあります。

うんちは後始末が大変

失敗するとおしっこより、うんちの後片付けは大変ですね。
特に外出先で失敗すると、ママはイライラしてしまいがち。
でも、そうやって接しているうちにお子様は、「ママは僕がうんちするのを嫌がっているんだ」と感じてしまうこともあります。
また、ママに叱られることを繰り返しているうちにトイレに連れて行かれるのが怖くなったり、嫌いになって、トイレ以外の場所で隠れてうんちをしてしまうことも。
排便のリズムは、お子様の精神的負担によって乱れやすくなるため、大変でもぐっとこらえて笑顔で接してあげてください。

うんちの固さが影響する

便秘がちでうんちが固くなり、いきんだときに肛門に痛みを感じると意識的にいきむのを避けてしまいます。
便秘が習慣化すると便意も感じにくくなり、コロコロのうんちを漏らすなどの悪循環を引き起こすこともあります。
また、逆にいつも軟らかい場合は、便意を感じないうちに漏れてしまうことも。
このような場合は、排便しやすい固さのうんちが出るように、繊維質の多い食物を増やし、水分多くとるようにするなど、食事にも気をつかってあげましょう。

うんちのリズムはお子様によって様々。1日に1回のお子様もいれば、2~3回のお子様、2~3日おきにしかしない便秘がちのお子様もいます。
それぞれのリズムと「いきむ」動作に合わせて進めていきましょう。
トイレ誘導のタイミングは食事の後がよいでしょう。
特に朝食後は腸管の蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、便意をもよおしやすくなると言われています。

おむつとバイバイするタイミングは?

おむつはママが無理にはずさなくてもお子様自身がさよなら言える日が必ずやってきます。

おむつから布のパンツへいつ切り替えるかは、ママの悩みどころ。
でもそれは、基本的にはお子様自身の問題。
「出る前申告」ができるようになったら、まずはお子様に意見を求めてみましょう。
「漏らしたら困るからおむつ」という慎重派のお子様もいますし、「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから布パンツ」というお子様もいるでしょう。
お子様の意志を尊重してあげて、一緒に相談して決めてあげてください。

早く布のパンツに替えて、失敗を自覚させることが自立を早めるという意見も聞かれますが、実は全く根拠のないことです。
それよりも「汚れていると不潔で気持ちが悪い」と感じるのは、むしろママや周りの人に教わって養われていくものなのです。
焦って布パンツにすることを考えるより、おしっこやうんちは不潔であること、おむつを取り替えて清潔にすることは気持ちがいいものなのだと、たくさん語りかけて教えてあげることが大切なのです!

外のトイレにも挑戦しましょう!

お子様の年齢が上がるにつれて、自宅以外で過ごす時間が増えていきます。
いつどこでトイレに行きたくなっても大丈夫なようにいろいろなトイレに慣れさせましょう。

幼稚園や小学校など自宅の外で生活することが多くなっていくのに、「家のトイレじゃなきゃイヤ!」となってしまったら大変です。
少しずつ、お友達の家やデパートなどのトイレ、時には駅の公衆トイレ、和式のトイレなどへ積極的に連れて行って、いろいろなトイレに慣れさせてあげましょう。

「家のトイレしか使えない」というお子様は、ママが神経質で潔癖症だったり、清潔におしっこすることを厳しく教え過ぎたり、「外のトイレは汚い」と教え込んだことが原因になっているケースもあります。
外のトイレでおしっこ、うんちができないと、無理にがまんしてしまうことになりかねません。
それが習慣化すると、ストレス性のおもらしをしたり、排泄機能の健全な成長が妨げられることにもなりかねないので注意しましょう。

赤ちゃんのおむつ・おしり研究所

Copyright© Unicharm Corporation

unicharm