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男の尿漏れ Q&A 男の尿漏れ Q&A

●ちょいモレ/おっかけモレについて

Q1

「おっかけモレ」?「ちょいモレ」? 違いはなに?

「おっかけモレ」とか「ちょいモレ」とか聞くけど、なにか違いはあるの?

A.男性の体の構造が関わってくるもの

男性では尿道の構造上、用を足したあと尿道に残った尿が「じわっ」と出てきて、下着を濡らしてしまうことがあります。これは「おっかけモレ」 (排尿後尿滴下)と呼ばれ、健康な人でも多くみられます。これに加え、「ちょいモレ」は、加齢による筋肉・神経の衰えや前立腺の問題も関係し、生活習慣の乱れによるメタボリックシンドロームなどの全身要因によって重症化します。

Q2

トイレから出てすぐにおっかけモレが……。原因はなに?

用を足して歩き出したとたん、意識とは裏腹にパンツにじわっとしみてくる尿モレ。

そんな「おっかけモレ」に悩まされるように。出し切ったはずなのに、なぜもれてくる!?

A.加齢による衰えが考えられます

尿道の奥には、最後に尿をピュッと押し出す、ポンプのような「筋肉」があります。30代後半くらいから、徐々にこのポンプ(筋肉)の力が弱くなるとともに、ポンプを動かす神経も衰えてきます。そのため、少量の尿が出し切れず尿道に残ってしまい、用を足した後からもれてきてしまうのです。

Q3

「おっかけモレ」は、男に多いのかな?

妻には、とても相談できないおっかけモレの悩み。

ネットで調べたら、「用を足した後にもれてくるのは男性に多い」と知りました。どうして?

A.男性の「尿道」が、女性に比べて長いからです。

ぼうこうにたまった尿は、尿道を通って排出されます。男性の尿道は女性に比べて長く、尿道に尿が残りやすいのです。このことが、男性に「おっかけモレ」が起こりやすい要因となっています。

Q4

おっかけモレで悩んでいるのは、自分だけ?

同僚と血糖値や尿酸値の話はできても、おっかけモレの話はなかなかできないんだよね。

悩んでいる男性は、実際どれくらいいるの?

A.50代男性で、6人に1人が軽い尿モレを経験。

50代男性の6人に1人が軽い尿モレを経験しています(※1)。また、尿モレを初めて経験した年齢を調査したところ、50代では約2割の方が、初めての尿モレを経験しています。40代以上に範囲を広げると、約5割の方が初めて経験しているといった結果になっています(※2)。尿モレは多くの男性にとって共通の悩みであり、年齢を重ねるほど、排尿トラブルに悩まされる人は増えていきます。

※1:2002年、日本排尿機能学会「排尿に関する疫学的研究」より

※2:2014年、ユニ・チャーム調べ

Q5

用の足し方で、おっかけモレは防げる?

チャックを上げて便器を離れた後におそってくる「おっかけモレ」。

これを防ぐ、トイレでの工夫があれば教えてください!

A.すぐに便器を離れない。座ってするのも有効!

「おっかけモレ」を防ぐには、用を足した後、すぐに下着を上げず、尿道内に残った尿が出切るまでしばらく待つようにするといいでしょう。また、洋式便器に座って用を足したほうが、尿が完全に出やすくなるので効果的だとも言われています。

Q6

簡単に自分でできる対策ってほかにないの?

「振る」「絞る」「待つ」などの対策をすでに取り入れています。

ほかにも自分でできる対策ってあるの?

A.「ミルキング」という方法があります。

尿道の奥には、最後に尿をピュッと押し出す、ポンプのような「筋肉」があります。30代後半くらいから、徐々にこのポンプ(筋肉)の力が弱くなるとともに、ポンプを動かす神経も衰えてきます。そのため、少量の尿が出し切れず尿道に残ってしまい、用を足した後からもれてきてしまうのです。

Q7

おっかけモレは、「残尿」のせい?

テレビや雑誌などでよく目にする「残尿」という言葉。

トイレに行った後に少量しみ出てくるのは、「残尿」が原因なの?

A.「残尿」が原因ではありません。

「残尿」とは用を足した後に、ぼうこうに残っている尿のことを言います。排尿後に少量しみ出てくるのは、出し切れず「尿道」に残ってしまった尿が原因。ですから、ぼうこうに残っている「残尿」は関係ないのです。「残尿」が起こる原因としては、男性特有の前立腺肥大といった病気も考えられます。

Q8

「おっかけモレ」は、治せるの?

40代になって、初めておっかけモレを経験。

また、いつ、どこでもれるか不安で仕方ない…。治すことはできるの?

A.運動や生活習慣によって予防・改善はできます。

おっかけモレには、加齢よる「筋肉」や「神経」の衰えが関係しています。加齢は避けることはできませんが、「筋肉」や「神経」の衰えは、運動や生活習慣によって予防・改善することができます。尿道を締める力を鍛える「おっかけモレ筋トレ」や、メタボリックシンドロームを防ぐ生活習慣をとり入れることがポイントです。

Q9

おっかけモレやちょいモレ予防に効果的な運動があるってホント?

仕事もプライベートも、いつまでもアクティブでいたいから、週に1、2回はジムに通うようにしています。おっかけモレやちょいモレに効果的な運動があれば、ぜひとり入れたいです!

A.「おっかけモレ筋トレ」がオススメです。

「おっかけモレ筋トレ」とは、骨盤の底にあり、尿道を締めるはたらきをしている骨盤底筋を鍛えるためのトレーニングです。こまめに続けることで、おっかけモレの予防や改善が期待できます。自宅はもちろん、電車やオフィスでもできますので、生活の中に習慣としてとり入れましょう。

Q10

ラーメンにトンカツ…、食べすぎはおっかけモレに良くない?

仕事で疲れたときほど食べたくなるのがラーメンや揚げ物。

気づけば週に3、4回食べていることも。こうした食生活は、おっかけモレにもよくないの?

A.メタボには要注意!

メタボリックシンドローム(内臓肥満と高血圧・高血糖・脂質異常)になると、ぼうこうや尿道への血の巡りが悪くなり、おっかけモレのリスクを高める要因になります。暴飲暴食はあらためて、適度な運動を心がけることが大切です。

Q11

座りっぱなしは、おっかけモレに悪影響?

会社では長時間パソコンに向かって座りっぱなし。

ずっと座っているのは、おっかけモレによくないのでしょうか?

A.血流の悪化は、排尿トラブルの要因に。

「エコノミークラス症候群」をご存じの方も多いと思います。これは、飛行機などで長時間同じ姿勢で座っているときに、血流が悪くなり、血栓が生じることで発症します。血流の悪化は、ちょいモレにもいいとは言えません。ですから、デスクワークが続くときは、時々立ったり、ストレッチをしたりして、血流をよくすることを心がけましょう。

Q12

水分のとりすぎとおっかけモレは関係ある?

会議や移動など、長時間トイレに行けない予定がある日は、おっかけモレが心配で朝から水分を控えるようにしています。やはり水分をとりすぎると、モレやすくなるんでしょ?

A.控えすぎも、とりすぎもNG

水分は、体にとって必要不可欠なもの。だから、控えすぎはよくありません。また、とりすぎもNG。必要な量を適切にとることが大切です。必要な量は、その日の気候や体調などによって変わってきます。例えば、乾燥している日で、多く汗をかいたり、下痢ぎみだったりするときには、多めに水分をとりましょう。一般的に健康な人であれば、のどが渇いたと感じたら、水分をとるようにしていれば問題ありません。

Q13

お酒の飲みすぎもNG?

お酒が好きで、終電まで飲むこともしばしば。帰りの電車で尿意がおそってきて、

慌てて駅のトイレにかけこむことも! やっぱり飲みすぎはよくない?

A.お酒はほどほどが一番!

赤ワインをグラスに2杯、ビールを中瓶1本など、お酒も適量であればいいのですが、飲みすぎはよくありません。アルコールには利尿作用があるためトイレが近くなり、尿モレの原因になることもあります。同じく、カフェインにも利尿作用があるので、コーヒーや緑茶の飲みすぎにも注意しましょう。

Q14

尿がズボンにしみないか不安。対策を教えて!

おっかけモレ、ちょいモレが起きたとき、ズボンにしみて周囲に気づかれないか不安。だから、下着の前部分にポケットティッシュを挟んで対処しています。

ほかの人は、どうやってケアしているの?

A.男性用の尿モレケア用品を。

「ズボンにしみができる」「ニオイが気になる」というのは、おっかけモレ、ちょいモレの最大の悩みと言えます。しかし、尿モレパッドを使うのは抵抗がある、そもそも男性専用の尿モレパッドがあることを知らないという人も少なくないようです。

最近では薄型で、ズボンへのモレやニオイを防ぐ、男性専用の尿モレパッドが開発されています。こうした専用品を活用しておっかけモレ、ちょいモレの悩みや不安を解消することは、快適な毎日をおくることにもつながります。

●過活動膀胱について

Q15

「トイレに間に合わずモレてしまう」原因は?

長時間の商談の後など、トイレにかけこみ下着をおろしているときに、間に合わずモレてしまうことが! どうしてあと少しが我慢できないの?

A.ぼうこうが過敏になっているのが原因です。

「トイレに行きたい」と思って、自宅の玄関の鍵を開けているときや、トイレのドアノブに手をかけたときなどに、間に合わずにモレてしまうことがあります。これは、「過活動膀胱」といって、ぼうこうが過敏になっている状態が原因となっています。

●前立腺肥大について

Q16

男性ならではの悩み…「前立腺肥大」と尿モレは関係ある?

前立腺肥大症と診断されました。最近は、尿モレや残尿感も気になります…。

もしかして前立腺肥大症と関係ある!?

A.あります。尿道が圧迫されて狭くなるのが原因です。

多くの中高年男性が悩みを抱える「前立腺肥大症」。加齢で男性ホルモンの分泌量が変化し、前立腺が肥大する病気です。尿道が圧迫されて狭くなり、尿の出が悪くなる、タレる、モレるといった症状があらわれます。軽いものなら薬で治療できますが、悪化した場合は手術が必要となることも。気になる症状に気付いたら、放っておかず病院で相談しましょう。規則正しい食生活、適度な運動を心がけましょう。尿モレが気になるときは、尿モレパッドを使用してみるのもよいでしょう。

●尿モレケア商品について

Q17

尿モレパッドはどこで買えるの?

A.インターネットやお近くのお店でお求めいただけます。

インターネット、もしくはお近くのお店の主に介護用品・女性用品・メンズケア用品の売場にございます。もしお取り扱いがない場合は「ユニ・チャームお客様相談センター」へお問い合わせください。

ユニ・チャームお客様相談センター
http://www.unicharm.co.jp/inquiry/index.html

Q18

尿モレパッドを使った後の処理の仕方は?

A.お住まいの地域のルールに従ってください。

汚れた部分を内側にして丸めて、不衛生にならないように処理してください。トイレにパッドを捨てないで(流さないで)ください。使用後のパッドの廃棄方法は、お住まいの地域のルールに従ってください。外出後に使ったパッドは持ち帰りましょう。

Q19

医療費控除の対象になるの?

A.対象になります。

医療費控除の対象になります。詳しくはこちらをご参照ください。

Q20

たくさんの種類があるけれど、どれを選べばいい?

タイプ別にラインナップがありますが、どれが自分に最適なのでしょう。選び方のアドバイスなどはありますか?

A.「あなたの尿モレチェック」で確認してみましょう

おっかけモレの程度や用途で使い分けられます。あなたに適した商品を「あなたの尿モレチェック」で確認してみましょう!

Q21

薄手のズボンでもバレない、パンツタイプってないの?

60代男性です。自分用にパンツタイプを買いたいのですが、「厚くてゴワゴワ」というイメージがあります。外出も多いので、履いてることを気付かれたくないのですが…。

A.すっきりと履けるパンツタイプがあります。

「分厚い」「介護用」というイメージもある尿モレパンツですが、後ろ姿をすっきりと見せる「超うす型」のパンツタイプがあります。お尻のラインにフィットするストレッチ素材を使用しているので、しわができにくく、薄手のズボンを履いていても気付かれることはありません。安心してお出かけを楽しめますよ。

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