戦略と進捗2017

統合レポート2017 Integrated Report

ユニ・チャームの持続可能な成長ストーリー

戦略と進捗2017

5.全法人LMU(Local Management Unit)化と共振人材の育成

現地法人への権限委譲による戦略遂行のスピードアップ

ユニ・チャームは、さらなるグローバル化に向け、戦略実行のスピードを上げる組織体制の構築を目指し、海外の現地法人に権限委譲を進めています。
現在、世界的に不織布・吸収体の需要が増加する一方、同業他社との競争も激化しているほか、販売環境も店頭からEコマースへと移り、より付加価値の高い商品が求められるなど急激な変化が見られます。そのようななか、海外展開を加速させるためには、現場に密着して環境変化や競合他社の動向を迅速に察知し、時期を逃がさず商品投入や生産体制の増強を行う必要があります。そのため、売上規模が拡大してきた地域では、現地法人に商品開発やマーケティングの機能を移管しています。
中国およびインドでは、現地法人に商品開発とマーケティング機能を移管しており、それぞれ複数の地域に分けて販売戦略を立案するとともに、地域を細かく分けることで消費者の変化に迅速に対応しています。

グローバル人材の育成とミレニアル世代の積極的な活用

ユニ・チャームは、さらなるグローバル化を進めるため、日本で確立した「勝ちパターン」を海外の現地の文化やニーズに合わせて移植していますが、そのために不可欠なのは、ユニ・チャームのDNA、企業文化、そして戦略を理解したグローバルな人材です。ユニ・チャームでは、そうしたグローバル人材を積極的に海外に派遣し、ユニ・チャームのDNAを海外でも根付かせることに努めているほか、人材が枯渇しないよう、次の世代の人材育成も行っています。また、環境変化が激しいなか、独自の考えを持った1982~2000年に生まれた「ミレニアル世代」の考えを経営に反映させることで経営環境を演繹的に予測し、新たな価値の創造と持続的な成長を目指しています。

新人研修に「認知症サポーター養成講座」の受講を導入

ユニ・チャームの事業の1つであるヘルスケア事業におけるお客様が生活されている環境を体験し、現場の理解を深め、仕事に活かす「介護実習」を2010年から新人研修で実施しています。2017年4月からは新たに「認知症サポーター養成講座」の受講を導入し、認知症に対する理解を深め、認知症予防とケアの両面で社会貢献活動推進の大切さを学び、「共生社会」の実現に貢献する人材の育成を目指しています。
※ 認知症当人や家族を支援する正しい知識と理解のある人

アジア・中東地域での女性の雇用拡大

ユニ・チャームは、1984年に台湾において合弁会社を設立以来、現地の女性の雇用拡大に努めてきました。その結果、アジア地域各国の生産ラインにおける女性比率が高いほか、女性販売員が店頭において正しい商品説明とともに正しい知識の伝達に大きく貢献しています。また、管理職としても多くの女性が活躍しています。
2012年にサウジアラビアの首都リヤドに戒律の厳しいイスラム教の女性が働く専用の工場が稼働した生産現場では、社員数の増加や生産ラインの拡大、女性リーダーによる現場マネジメントが行われ、生産性も大きく改善しています。2015年からは身体に特別な配慮を必要とする女性たちの生産ラインを拡張するなど設備を充実させ、作業負担を減らしながら生産性の向上を図っているほか、要望の多かった託児所を工場内に新設し、より安心して働ける環境を整備しました。

次は「経営体制・ガバナンス」

 

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