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3分でわかるユニ・チャーム  チャプター2

持続的成長を支えるユニ・チャームの強み

勝ちパターンの進化

世界のあらゆる地域でユニ・チャームの商品が生活者の皆様から高い評価を得ている背景には、現地の生活実態や消費実態を徹底的にリサーチし、個々の国・地域の文化や生活環境に合わせた商品開発を行っていることが挙げられます。加えて、より多くの小売店に商品を配荷するとともに、デジタル技術を活用した顧客視点に立った売り場づくりを小売店に提案することにより、商品の価値を最大限に伝えています。情報技術の進化とグローバル化が進んだ環境の中で勝ち残るため、よりスピードを意識するとともに、試行錯誤のサイクルを俊敏に回し、環境変化に合わせて「勝ちパターン」を修正することで、海外の各地域に移植させていきます。

市場の成長ステージに応じた戦略を遂行

ユニ・チャームは、市場の成長ステージを「黎明期」「成長期」「普及期」「成熟期」に分け、各段階に応じた戦略を明確化しています。市場の成熟度を見極め、適切な商品をタイムリーに投入することで商品の普及率の拡大と収益の極大化を目指しています。また、不織布・吸収体商品の普及率はその国の1人当たりGDPの水準と大きく関係しており、当社では、1人当たりGDPが3,000ドルを超えると生理用品やベビー用紙おむつの普及が一気に進み、さらに1人当たりGDPが高まっていくと生理用品やベビー用紙おむつの普及率が高止まりする一方で、大人用紙おむつやペットケア用品の普及が拡大すると考えています。現在、アジア地域やアフリカ、南米などの新興国で生理用品やベビー用紙おむつの需要が同時多発的に増加しています。さらに今後は、先進国のみならず、アジア地域でも大人用紙おむつやペットケア用品の需要が増加することが見込まれています。また、生理の知識がない、社会的な環境が整っていない国や地域では、政府や現地NGOと協力して女性の社会的進出支援を行っています。こうした取り組みを通じて、海外での当社の知名度とブランドイメージの向上を図っています。

経営陣と現場の社員が一体となった
「共振の経営」で戦略を遂行

ユニ・チャームでは、独自のマネジメントモデルである「共振の経営」をグループの全社員で実践しています。「共振の経営」とは、経営陣は現場で活躍する社員が有する生の情報に触れ、社員は経営陣の視点、視座、時間軸を学ぶことによって、社員一人ひとりの成長を促し、ユニ・チャーム全体の成長につなげるという経営手法です。この「共振の経営」の実践を通じて、主体的に課題を発見し、これを解決する術を抽出し、解決するまで取り組み続けられる人材の育成を目指して、このような思考特性、行動特性を発揮する社員を「共振人材」と呼び、当社の理想の人材像としています。

「共振の経営」を推進するために、「考えながら走る」組織へ

当社では2003年よりPDCAサイクルを主体的に回し、目標完遂に自発的に取り組む「SAPS経営モデル」を運用し、社員の能力向上と組織力向上に活用してきました。しかしながら、環境変化が常態化したNew Normalな近年の環境下においては、変化に機敏に対応するモデルへの修正が必要となりました。このような課題認識に基づき、 2019年に「SAPS経営モデル」から「OODA-Loop」メソッドへと、アップグレードを図りました。「OODA-Loop」とは、「現状観察(Observation)」によって変化を素早く察知し、適切な「状況判断(Orientation)」と「意思決定(Decision)」を行い、「行動(Action)」に移すという一連の流れをループ状に繰り返しながら「やり方自体」を常に見直し、抜本的に変更する仕組みです。この「OODA-Loop」を回すことによって、環境変化に素早く対処し、状況判断と意思決定を行い、成果につながる行動ができる人材へと成長します。

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