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トップメッセージ

 

企業理念「NOLA&DOLA」の実現が当社のCSR

IT技術の進化やグローバル化によって、世界中でさまざまな変化が予測の幅を超えて発生し、その変化が常態化しているニューノーマルな時代が本格化しています。日本をはじめとした成熟国での少子高齢化、地球全体規模の環境問題、新興国の貧困・衛生問題など、持続可能な開発目標(SDGs)やCOP21に提示されているように社会的課題が多様化しています。サステナビリティの実現を目指して環境・社会・ガバナンスを重視するESGの観点からそれらの課題を本業で解決していくこと、それがユニ・チャームの企業理念「NOLA&DOLA」の実現であり、当社のCSRであるといえます。「NOLA&DOLA」には、「赤ちゃんからお年寄りまで、生活者がさまざまな負担から解放されるよう、心と体をやさしくサポートする商品を提供し、一人ひとりの夢を叶えたい」という想いを込めています。「いつまでも、その人らしく生きることを支え続ける」ことが当社の使命であり、そのために何をするべきかという問いは、当社にとって最重点テーマのひとつとなっています。

「共生社会」の実現を目指して

2025年に日本の総人口の30%は65歳以上の高齢者になることが予測されています。今後はあらゆる世代が共に助け合って生きる「共生社会」を実現しなくてはなりません。当社が目指す「共生社会」とは、事業活動を通じてあらゆる世代の人々がお互いに負担を感じることなく、“その人らしさ”を尊重し合いながら、自然に支え合って暮らせる社会です。

当社は1987年の大人用紙おむつ事業参入以来、常に新しい介護習慣を提案し続けてまいりました。2016年社会との触れ合いを促す認知症予防プログラム「ソーシャル・ウォーキング®」を考案し、2017年には全国展開して多くの方に体験していただきました。またペットとの触れ合いは私たちの生活の中に大きな安らぎをもたらし、高齢者の心と体の健康を増進させ健康寿命延伸への効果があることから、ペットを通じたQOL(Quality of Life/生活の質)向上に向けた活動を開始しました。ペットも含め老若男女が共に支え合い健康的な生活を送れるよう、当社ならではの商品・サービスを通じた「共生社会」の実現へ取り組んでいきます。

グローバルな課題への挑戦

1984年、台湾で現地法人を設立したことから当社の海外展開はスタートし、現在では世界約80の国・地域で紙おむつや生理用品などを提供しています。日本で培った商品開発力やマーケティング力をもとに、国や地域で異なる生活スタイルや商習慣に合わせて事業拡大を急進しています。当社は2006年に「国連グローバル・コンパクト」の支持を表明し、参入する国や地域では生産・販売などの場面で積極的に現地の雇用を創出してまいりました。2007年には、製品機能を絞り込んで手ごろな価格を実現したマミーポコパンツスタンダーをインドネシアで上市し、これまで紙おむつを使用できなかった多くの家庭に衛生的で安全な育児生活をお届けしました。また、世界中で拡大する日本製品の需要に対応するため福岡県で新工場の建設を進めています。独自の技術やノウハウにAI、IoT、ロボット等の最新技術を加え、環境と調和するスマート工場の稼働に向け全社一丸となって取り組んでいます。

さらに、環境に対する重点課題として廃棄物を削減する循環型社会の構築、資源利用に配慮した持続可能な資源調達、バリューチェーン全体で気候変動の緩和と設定し、取り組みを進めます。その考え方の下に中期目標Eco Plan2020を設定し、中でも持続可能な社会への貢献と循環型社会の構築を目指す使用済み紙おむつの再資源化には特に注力し、広島大学との共同研究で使用済み紙おむつからリサイクル可能なパルプ繊維を得る工程で微生物燃料電池を利用し水質浄化と同時に発電を可能とする処理方法に関する特許を、2017年日本にて取得しました。現在、鹿児島県志布志市と共同で実証実験を行い、国内外で普及可能なリサイクルシステム確立に向けて推進しています。また2017年はユニ・チャームグループ人権方針、サスティナブル調達ガイドラインを制定し、お取引先様と共に社会的責任を果たせるよう活動に着手しています。

2015年5月より、業務執行に対する取締役会の監督機能強化、および社外取締役の経営参画によるプロセスの透明性と効率性向上によりグローバルな視点からステークホルダーの皆様の期待に応えるため、監査等委員会設置会社に移行しました。指名委員会や報酬委員会での意思決定プロセスの客観性を高めながら、コーポレート・ガバナンスのさらなる強化に取り組んでまいります。

さらに、ユニ・チャームグループでは職場環境の整備および改善に取り組んでいます。2017年「ユニ・チャーム働き方改革宣言!」を掲げ、多様な働き方が可能となる「在宅勤務制度」を導入し、社員の自立・自律を促し生産性の向上と創造性の発揮できる環境を整備するとともに、社員の健康を損なわないよう「勤務間インターバル制度」や「ノー残業デー」「プレミアムフライデー」を導入しました。今後もメリハリのある働き方を実現することによって労働時間を削減しつつ、地域・業界において高水準となる報酬を通じて社員の生活水準を一定以上に保ち、社員一人ひとりが健康でいきいきと活躍できる働きがいのある会社を目指してまいります。

今後はこれまでとは劇的に異なる前例にないような変化、つまり“Mutation”(突然変異)への突破口を全社員で切り開き、デジタル技術と不織布技術の融合で不快を“快”に変える新たな事業領域の拡張に取り組み、ユニ・チャームの目指す共生社会の実現に取り組んでまいります。

2018年5月
ユニ・チャーム株式会社
代表取締役 社長執行役員

 

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