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水資源

 

基本的な考え方・方針

ユニ・チャームが提供する商品の多くは衛生的な日常生活に欠かせない消費財であり、資源の利用や廃棄物発生など地球環境と密接に関係しています。また、当社は世界中でよりよい商品を提供するためにアジアを中心としてグローバル展開を進めており、環境負荷低減の役割や責任が年々拡大しています。

水利用については、生産拠点の地域ごとの状況を理解して限りある資源を有効活用する必要があると考えています。

水資源におけるリスクと機会

森林由来資源(紙・パルプ等)の水源枯渇による供給不安定化による操業低下を当社のリスクと捉えています。2017年は世界資源研究所(WRI)のツール アギダクト(Aqueduct Overall Water Risk map)を使用し中長期的な水リスクアセスメントを行い、特にリスクの高いサプライヤーに対して水資源管理を徹底しリスクの低減に努めています。

一方、当社商品は使用時や廃棄において水を使用しない点は機会であると考えています。ライフラインの整っていない渇水地域や被災地では当社の商品の強みが発揮されます。このような場面に積極的な関与をすることで購入を促す活動を推進していきます。

マネジメント体制

当社は年4回、社長執行役員を委員長としたCSR委員会にて環境活動、品質課題、社会的課題やガバナンス上の重点課題について計画と進捗を共有しています。具体的な計画については、2017年8月に提言されたTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosure)の提言に基づき「Eco Plan 2020」をベースとして報告を行っています。

アキダクトによる水リスクの状況把握と対応

当社の水使用の状況は、自社工程としては①吸収体を構成するティッシュの製造部門で約60%(当工程においては90%の水循環を達成)、②ペットフード生産部門で約17%、その他の拠点については冷却水の使用となっています(いずれも国内)。
上記拠点については渇水による操業低下は過去20年発生していません。サプライチェーン全体でのLCA(Life Cycle Assessment)分析では原料調達の水利用が多くなっています。

これらの事業を継続する上での水資源の利用状態を地域と連携して把握することが重要であると認識しています。2017年、現状のリスク評価および将来のリスク調査の観点よりアキダクトを使用して中長期的な水リスク分析と対応を進めています。

2017年の分析結果では、現状における水リスクは中~高(2~3)、または低~中(1~2)でした。また2030年以後における水ストレスは非常に高い可能性が示されました。

【日本】水使用量の削減

不織布製造法人の製造所統合や削減活動の成果が出て、水使用量は削減されました。

水質・土壌汚染・悪臭

水質は定期的に自主基準・法規制への適合を評価しています。2017年は自主基準・法規制とも違反は発生していません。また、土壌汚染、悪臭につながる事故も発生していません。

BOD、CODの発生量についてはサイトデータで詳細報告しています。

「CDPウォーター」でB- 評価を獲得

CDPウォーターに対する取り組みに賛同し、FTSEジャパンインデックスに該当する企業を基本に選定した調査に協力しています。2017年はB-の評価を得ることができました。これは当社全体で水に対するマネジメントの取り組みが評価されたものです。今後もより一層水資源に配慮した活動を推進していきます。

 

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