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サプライチェーン(環境)

 

基本的な考え方・方針

ユニ・チャームが提供する商品の多くは、衛生的な日常生活に欠かせない消費財であり、資源の利用や廃棄物発生など地球環境と密接に関係しています。アジアを中心としてグローバル展開を進めており、環境負荷低減の役割や責任が年々拡大しています。

また、当社の主要商品に含まれる吸収体を構成する紙・パルプは針葉樹から生産され、ペットフードに少量添加されるパーム油は熱帯で生産されています。これらの森林由来資源について、持続可能性に配慮された認証材を利用することが重要であると考えています。

サプライチェーン(環境)におけるリスクと機会

森林由来資源(紙・パルプ・パーム油等)の上流での森林破壊や水源枯渇による供給低下による操業低下は、当社のリスクであると捉えています。そこで2016年に「森林由来の原料調達ガイドライン」を、2017年には「サスティナブル調達ガイドライン」を策定し、これらをサプライヤーに徹底することでリスクの低減に努めています。

一方、CO2排出が少なくエネルギー効率のよい資源調達による環境負荷とコスト低減、廃棄物の削減またはリサイクル資源活用による環境負荷とコスト低減、またそれらの商品を環境配慮型の商品として訴求し販売促進していることについては、当社のチャンスと捉えています。社内リサイクルだけでなく社会全体の資源活用効率向上や資源循環を推進していきます。

マネジメント体制

当社は年4回、社長執行役員を委員長としたCSR委員会にて環境活動、品質課題、社会的課題やガバナンス上の重点課題について計画と進捗を共有しています。具体的な計画については、2017年8月に提言されたTCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosure)の提言に基づき「Eco Plan 2020」をベースとして報告を行っています。

中期活動目標

2016年に「Eco Plan 2020」を策定し、2020年目標として、日本および海外で購入する紙・パルプについては2020年に100%、ペットフードで購入するパーム油についても100%持続可能な認証材への切り替えを目指した活動を行っています。

「Eco Plan 2020」持続可能な原料調達の目標、実績(「Eco Plan 2020」より抜粋)
実施項目 2015
実績
2016
実績
2017
目標
2017
実績
判定 2018
目標
2020
目標
②持続可能な
原料調達
■紙・パルプ調達先第三者保証
(日本)
82% 80% 90% 94% 95% 100%
■紙・パルプ調達先第三者保証
(海外)
- 84% 85% 87% 90% 100%
■パーム油の調達先第三者保証
(日本)
0% 調査
開始
現状
把握
把握
完了
実績作り10% 100%

新規サプライヤーの評価

新規取引サプライヤーについては、購買部より環境に関するアンケートおよびサプライヤー評価を行い取引に値するかの確認を行っています。

2017年については4社の評価を行い3社採用しました。

既存サプライヤーの評価

5つの観点(品質安定性、安定供給、安全性、環境負荷、デリバリー)で評価を行い、3年に1回、サプライヤーの各活動のスコアリングに基づき表彰を行っています。

2017年11月には、76社中最優秀企業1社、優秀企業2社、優良企業2社の表彰を行いました。

「ユニ・チャームグループ サスティナブル調達ガイドライン」を制定

2017年10月持続可能な調達の実現に向けて環境保全についての基準を定めた「ユニ・チャームグループ サスティナブル調達ガイドライン」を制定しました。

サプライヤーへの方針説明の実施

2017年11月76社のサプライヤーを対象に行った品質方針説明会で、調達における方針およびガイドライン浸透のための説明会を行いました。ガイドライン資料を配布・説明した上で改めて遵守を依頼し、サプライチェーン全体での気候変動・持続可能な調達・水リスク対応の重要性と協力要請を行いました。

「森林由来の原材料調達ガイドライン」浸透の取り組み

2015年7月森林由来の原材料調達ガイドラインを制定し、関係サプライヤー12社に配布し遵守状況をアンケートを通じて確認した結果、ガイドライン違反は0社でした。

森林由来の原材料調達ガイドライン

序文

 ユニ・チャームは、近年の地球温暖化・生物多様性の減少などの環境問題の重大性を認識して持続可能な原材料調達を目指しています。当社の事業活動が自然資本に依存している状況を理解し森林破壊ゼロを支持しています。また、昨今のパーム油のプランテーションで発生している環境問題にも対応を進めます。

方針

 ユニ・チャームは、近年の気候変動リスクが高まる中、持続可能な社会の構築に向けて環境負荷低減・環境保全に努めるとともに、生物多様性に配慮したサプライチェーン管理の推進に努めます。
 その為に環境基本方針※1や調達基本方針※2を生物多様性に対してより具体化した森林由来調達ガイドラインの運用によって資源の保全に努めます。

※1ユニ・チャーム環境基本方針:
私たちは、未来の世代へ美しい地球を受け継いでいくために、使い捨て商品を取り扱うメーカーとしての責任の大きさを認識し、全ての企業活動を通じて地球環境に配慮したモノづくりを推進します。世界中の全ての人々のために、快適と感動と喜びを与えるような商品・サービスを提供し、地球環境保全と経済的成長を両立した持続発展的な社会の実現に貢献します。

※2ユニ・チャーム調達基本方針(環境に関する項目を抜粋):
(1)購買活動において、環境保全の重要性を理解し、推進する企業を評価します。
(2)購買活動において、循環型社会を目指し、環境影響を配慮した原料を重視します。

目標

 2020年までに、ユニ・チャームの吸収物品に使用される紙・パルプについて、持続可能性に配慮した原料または、再生した原料の購入を目指します。
 古紙・再生パルプ以外のバージンパルプを使用する場合は、サプライヤーとの協働により森林資源の破壊ゼロを十分に確認してまいります。具体的には、FSC・PEFC等の第三者認証がとれた原材料または、保護価値の高い森林(HCVF)や貯蔵量の多い炭素HCSF以外の原産地証明の確認を行います。
 業界団体活動や一般社団法人(JBIB)活動に積極的に参画し、持続性に配慮された森林資源の活用に努めます。

行動指針

1. 古紙・再生パルプ・ロス紙を優先して使用します。
2. FSC・PEFC等の第三者が認証した森林資源を優先して使用します。
3. 第三者認証が取れない森林資源の場合は、原産地証明書やTagによりHCVFやHCSFからの伐採ではない、(環境)森林破壊ゼロが担保されている。(社会面)産出地の労働者や先住民の人権に配慮されている。(合法性)産出地の法律・規則を守っている。が確認されたサプライチェーンの構築を進めます。

用語

FSC:Forest Stewardship Council
https://jp.fsc.org/jp-jp
PEFC:Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes
http://www.pefcasia.org/japan/
HCVF:High Conservation Value Forests
HCSF:High Carbon Stock Forests
http://www.wwf.or.jp/activities/2009/09/701514.htm
JBIB:Japan Business Initiative for Biodiversity
http://jbib.org/

環境に配慮したサプライチェーンマネジメントの推進

FSC等の持続可能な第三者保証材比率

当社は、近年の気候変動リスクが高まる中、持続可能な社会の構築に向けて環境負荷低減・環境保全に努めるとともに、生物多様性に配慮したサプライチェーン管理を推進しています。2020年までに、当社の吸収物品に使用される紙・パルプについて、再生した紙または、「持続可能森林認証材」への切り替えを目指します。また、生物多様性に著しい影響を与える保護価値の高い森林HCVF(High Conservation Value Forests)やHCSF(High Carbon Stock Forests)からの原材料は使用しないようにサプライヤーに要請しています。

2016年から対象範囲を海外ローカルサプライヤーに広げて持続可能な原料調達の活動を進めています。

また、昨今のパーム油に関係した環境問題に着目して、RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil(持続可能なパーム油のための円卓会議))へ加盟し、持続可能な調達に向けた情報収集・トレーサビリティの確立に着手しました。

当社の進捗状況は下記にてご確認いただけます
www.rspo.org

FSCとSDGs推進のためのバンクーバー協働宣言

FSCジャパンとダイアログを複数回実施の上、2017年10月12日バンクーバー宣言への賛同表明を行いFSC認証森林の拡大に努めています。

賛同した企業ロゴは「SUPPORTERS OF THE VANCOUVER DECLARATION」よりご覧いただけます。

「CDPフォレスト」でB評価を獲得

CDPフォレストに対する取り組みに賛同し、FTSEジャパンインデックスに該当する企業を基本に選定した調査に協力しています。2017年は木材B、パーム油B、畜産牛B-の評価を得ることができました。これは当社全体で森林由来資源に対するPDCAのサイクルが高いレベルで機能し、ステークホルダーに対する情報開示を進めている点が評価されたものです。今後はより一層気候変動に配慮した活動を推進していきます。

「エコプロ2017」で森林由来資源の活動を紹介

 

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