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2019年08月01日

名古屋工業大学との“触感”共同研究
手の根元部分におむつが触れると触感が変化

~肌にやさしいナチュラルムーニーに搭載~

ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、国立大学法人名古屋工業大学電気・機械工学科の佐野明人教授と田中由浩准教授と共同で、おむつ交換時における「手拇指球※1に触れるおむつの隆起がもたらす効果」を研究しました。

その結果、手の根元部分におむつが触れるとおむつの触感(厚さ感やソフト感)にプラスの効果をもたらす可能性が高いことがわかりました。

そして、この研究を通して、赤ちゃんにとっておむつの肌触りが良いことはもちろん、親も触っていて気持ちよく感じるおむつの開発に取り組みました。

今回は、2018 年12月に学会発表した結果の一部とナチュラルムーニーへの搭載内容をご報告します。

  • 手のひらの親指の付け根のふくらんだ部分

おむつの触感と隆起

おむつの触感と隆起

実験方法

(a)プレート:プレートを把持する際に拇指球※1に接触するような7mmの隆起を造形。なお、隆起を除いた厚さは5mm。

(b)プレート:(a)の比較刺激として、隆起のない厚さ3~7mm(0.5mm刻み)のものを作成。

成人男性被験者8名(22~24歳)に対し恒常法により実験実施。

被験者には、視覚・聴覚情報の影響を抑えるために、アイマスクとヘッドホンを装着してもらい、プレートを(c)に示すように持っていただき、(a)(b)の指先部分の厚さ比較を実施した。

実験方法

実験結果

被験者ごとの、基準厚さ(5mm)に対する厚さ知覚のバイアスを平均すると隆起のある(a)プレートの方が、隆起のない(b)プレートよりも約0.27mm、厚く感じることがわかった。

実験結果

まとめ

おむつを触った際の触感から、手の拇指球※1にものが触れている時の指先の厚さ知覚の影響について実験的に検証した。その結果、拇指球※1に隆起が接触している場合、厚さをより厚く知覚する可能性が示唆された。

★8名のうち6名に見られた結果

ナチュラルムーニーへの搭載内容 ~気持ちのよいおむつ~

赤ちゃんの肌に触れる部分のオーガニックコットン配合の表面シートに加え、当社独自の化学繊維加工技術で繊維を凸凹に加工、凸の中を中空にすることで“ふわふわ”させ、やわらかさを20%アップ※2しています。このふわふわさせた隆起が拇指球※1に触れることで、指先でより厚く知覚し、厚さ感やソフト感を高めます。

使用いただいた88%の方からは、「おむつ外側の不織布の肌触りがよかった」と評価をいただいています。

今後も、親と子の気持ちよいおむつ交換を通して「笑顔あふれる育児生活の実現」につなげていきます。

  • ナチュラルムーニーと当社従来品との比較:実際に30枚重ねた時の厚みの差を測定した数値

ナチュラルムーニーへの搭載内容   ~気持ちのよいおむつ~

 <<本件に関するお問い合わせ先>>

一般報道機関の方は、ユニ・チャーム(株)企画本部広報IR室 TEL:03-6722-1019
流通業界紙・誌の方は、ユニ・チャーム(株)営業企画部 TEL:03-6722-1007
消費者の方は、ユニ・チャーム(株)お客様相談センター TEL:0120-192-862

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