2010年3月1日
新記念日!3月25日は『散歩にゴーの日』*1「転倒」に関する実態調査。
転倒するお年寄りは、男女とも2人に1人!
〜転倒恐怖も男性5割、特に女性6割と高い〜
ユニ・チャーム(株)生活科学研究所は、大人用紙おむつを使用されている方を介護している全国の家庭介護者20代〜70代の男女250人に、お世話をしているお年寄りの「転倒」に関する実態調査を行いました。その結果について、3月25日の『散歩にゴーの日』*1に先立ち、お知らせいたします。
【調査のまとめ】
■「過去1年以内に転倒している」お年寄りは、男女とも2人に1人。
お年寄りを介護している人に聞いた結果、過去1年以内に転倒を経験しているが、男性48%・女性47%と約5割で、2人に1人が転倒経験をしています。
「2回以上転倒している」は、男性34%・女性27%と、「1回転倒している」より高い数値でした。
■「自立〜要支援2」*2の方でも5割の方が転倒を経験。
介護度別に見た場合、転倒経験者は一番軽い「自立〜要支援2」のお年寄りでも転倒経験者は50%でした。
■転倒経験者の“転倒恐怖”は、女性約6割・男性約5割があり、日常生活の活動性も低下傾向。
転倒経験者では、“転倒恐怖”は、女性61%、男性46%という高い数字であり、“転倒恐怖”により、日常生活において「外出を控える」「家の中で行わなくなった動作がある」と回答しています。また転倒経験がない方でも“転倒恐怖”が見受けられました。
【調査概要】
目的:家庭で介護を受けている方々の転倒歴や転倒恐怖の実態を明らかにする
対象:全国の大人用紙おむつユーザーの家庭介護者 計250人
条件:週に「2〜3日以上」高齢者の家庭介護をしていて、かつ、お世話している高齢者が常時でなくとも現在「大人用紙おむつ」を使用している方
方法:訪問留置調査
期間:2008年9月13日(土)〜10月14日(火)
*1)「散歩にゴーの日」とは、近年お年寄りの転倒する実態が明らかになってきました。また、転倒により、入院や寝たきりに陥ってしまうのでは?と恐怖を抱いているお年寄りが多く、また外出を控える方々が増加しております。そこで少しでもその恐怖心を解放し、いつまでも元気に今まで通りに過ごして欲しいとの思いから、3月25日を(『散歩にゴーの日』として、今年度2010年から新しく制定されました。3月25日(さんぽにご)の語呂合わせから。
■調査結果
(1)お世話されている方の普段のお体の状態は?
→男女で状態ごとの割合に、特に有意な差はありませんでした。

(2)あなたがお世話している方は、過去1年間に転倒した経験がありますか?
→転倒経験は、男性48%、女性47%で、男女とも約5割。2人に1人が過去1年間に転倒を経験しています。また転倒回数では男女とも「2回以上転倒」が「1回転倒」を上回っており、一度転倒した人は転倒を繰り返す危険性が高いことがわかりました。

(3)お世話されているお年よりの介護度別の転倒経験率は?
→「自立〜要支援1・2」*2と軽度な方でも転倒率は50%です。2回以上転倒したでは、要介護2で48%、要介護3で49%と繰り返す傾向にあります。

*2)要支援1・2とは、日常生活の一部に介護が必要だが、介護サービスを適切に利用すれば心身の機能維持・改善が見込める。
要介護1は、立ち上がりや歩行が不安定で、排泄や入浴などに部分的介助が必要。
要介護2は、立ち上がりや歩行などが自力では困難で、排泄・入浴などにおいて一部または全介助が必要。
要介護3は、立ち上がりや歩行などが自力でできず、排泄や入浴・衣服の着脱などで全面的な介助が必要。
要介護4は、日常生活能力の低下がみられ、排泄・入浴・衣服の着脱などで全般に全面的な介助が必要。
要介護5は、日常生活全般について全面的な介助が必要で、ご自身の意志の伝達も困難な状態。
(4)転倒した経験のあるお年寄りの方の転倒恐怖は?
→転倒経験者(女性81名、男性37名)では、特に女性は61%以上と高く、男性も46%となっています。(参考)女性は骨粗しょう症の通院率も男性の約11倍であるため、骨折のリスクも高くなっています。
◎2007年国民生活基礎調査より

(5)あなたがお世話している方は「転びそうで怖い」と感じていらっしゃいますか?
→女性をお世話している人では「はい、外出を控えている」と「はい、家の中で行わなくなった動作がある」が43%、男性をお世話している人では「はい、外出を控えている」と「はい、家の中で行わなくなった動作がある」が32%でした。
また、転倒経験ありなしの割合を調べたところ、転倒経験なしの方も含まれていることがわかりました。転倒こそしていないが、日常生活場面でひやりとする経験をされているため、日常生活の活動性が低下傾向になっていることが推測されます。

■結果の考察
この度の「転倒」に関する実態調査の結果、家庭で介護を受けている方々は、2人に1人が過去1年以内に転倒し、転倒経験を繰返す危険性がありました。また「自立〜要支援2」という軽い介護度の方も5割を超える転倒率があり、転倒恐怖も男性よりも特に女性は6割を超えております。転倒恐怖により「外出を控える・家の中で行わなくなった動作がある」と回答している方が多くみられ、転倒恐怖で外出を控えるなどの日常生活活動の低下は、廃用症候群*3に陥る危険性があるため、転倒予防教室など何らかのケアの介入が望まれます。
超高齢社会である日本のお年寄りの生活をサポートし、「転倒」を怖がらずにいつも通りの生活を送って頂きたいとの思いから、当社は3月25日の“散歩にゴーの日”前に「転倒意識調査」結果をお知らせしました。この春にはお客様のニーズにお応えした商品やサービスなどを提供し、より快適で明るい社会作りに貢献していきます。
*3)廃用症候群とは、過度に安静にしたり、あまり身体を動かさなくなることで起こる体の状態のことです。 筋肉がやせおとろえたり、関節の動きが悪くなり、そしてこのことが、さらに活動性を低下させるなど悪循環に陥る可能性があり、最悪な場合には、寝たきりとなってしまうことがあります。
≪本件に関するお問い合わせ先≫
一般メディアの方は、ユニ・チャーム(株)秘書広報室 別所・中島 TEL:03-6722-1019
流通業界紙・誌の方は、ユニ・チャーム(株)営業企画部 TEL:03-6722-1007
消費者の方は、ユニ・チャーム(株)お客様相談センター TEL:0120-041-062
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