ニュースリリース企業情報トップへ

  • ニュースリリース
  • 会社案内
  • 資材調達

2009年6月4日

ユニ・チャーム、フジテレビ商品研究所による共同研究
“パッティング”による、肌の高保湿力を実証
~うるおう美肌を目覚めさせるために~
第64回日本化粧品技術者会(SCCJ)研究討論会/6月17日にて発表予定

 ユニ・チャーム(株)とフジテレビ商品研究所 ((株)エフシージー総合研究所 ) 美容科学研究室は共同研究を行い、化粧用コットンによるパッティングが、肌の高保湿性と血行の改善などスキンケア効果があることを実証いたしました。
 また、肌の潤いを長持ちさせるためには、化粧水を含ませた化粧用コットンによるパックをパッティングに併用することが効果的なことが明らかになりました。
 本研究成果は、6月17日の第64回日本化粧品技術者会(SCCJ)研究討論会(会場:大阪)で発表し、実証内容は美容効果の高い化粧方法の提案に役立つと考えています。

<研究の背景>

  近年、女性の美肌への関心は高く、化粧品及びスキンケアは多種多様で、その中で多くの方が、より良いスキンケア方法として行う“パッティング”については、これまで詳細な研究はされていませんでした。特に化粧水を用いたスキンケアにおいて、パッティングや化粧水パックの有無による肌の状態が美容効果にどう影響するかを知ることで、効果的なスキンケアを提案したいと考えました。
 そこで当社は、フジテレビ商品研究所と共同して化粧用コットンによるパッティングのスキンケア効果について、肌の保湿性と血行の改善効果の調査を行いました。

<研究の方法>

被験者:28~37歳の女性30名(平均年齢33.5歳)で、乾燥肌、または混合肌※1 の方。
被験者のスキンケアでの化粧用コットンの使用率は50.0% 。

(※1:頬が乾燥しTゾーンが脂っぽい肌)

時期:2009年1月13日~28日の2週間

手順:(1)

被験者を下記の3群に分け、スキンケア方法をハーフフェイス法※2で指定。

 

※2:顔を左右半分に分け、それぞれで違った化粧を施し、その差を比較する方法

(※2:顔を左右半分に分け、それぞれで違った化粧を施し、その差を比較する方法)

A群:手でなじませ vs パッティング

 (10名)

B群:手でなじませ vs パッティング+化粧水パック

 (10名)

C群:手でなじませ vs 手でなじませ+化粧水パック

 (10名)

(2)

スタート時に肌計測を実施。また、被験者全員が同一の化粧水を使用して、塗布直後から30分後までの、肌水分量変化を計測。

(3)

その後、被験者が日常使用している化粧水を2週間自宅で使用し、上記(1)を実施。

(4)

2週間後、肌の状態を計測し、スタート時の結果と比較。
被験者アンケートを実施し、自分の肌に対する主観評価を確認。
*化粧品コットンは、マイクロスポンジ構造のもの使用。

■スキンケア方法の詳細

パッティングは朝・夜2回、化粧水パックは夜1回行った。
各スキンケア方法の詳細は下記のとおり。
手でなじませ:コットンを使わず、化粧水を手にとってお肌になじませる。
パッティング:化粧水をコットンになじませ、パッティングする。パッティング回数は、朝が100回程度、夜が150~200回程度。
化粧水パック:化粧水で湿らせたコットンを用いて、パックを3分行う。パックの際に化粧水が足りない場合は、化粧水を追加。

■計測方法

肌の状態を計測するために、市販の機器を用いて下記5つの測定を実施した。
・水分量測定、・皮脂量測定、・肌表面観察、・肌弾力測定、・頬部のキメ係数測定

<結果>

■結果(1):化粧水塗布前後の肌水分量の変化
 スタート時に、被験者全員が同じ化粧水を使用して、目尻と頬における肌の水分量の変化を、塗布直後から30分後までの肌水分量の変化を計測しました。(図1)

図1:化粧水塗布前後の肌水分量の変化
図1:化粧水塗布前後の肌水分量の変化

 A群では、「手でなじませ」に比べて、5分後は有意に肌水分量が多く、その後20分後まで、有意差はないものの高く推移しました。
 B群では、同じく、30分後まで有意に高く保たれ、効果持続性が認められました。
 C群では、5分後では有意に高いが、20分後以降はなじませと同程度となりました。
 これらの結果から、「手でなじませ」に比べ、パッティングや化粧水パックといったスキンケアにより、肌水分の増加がみられました。また水分保持の効果性は、パッティングと化粧水パックを併用すると効果が持続することが分かりました。

■結果(2):2週間後の肌計測値の変化
 2週間ハーフフェイス法で化粧水塗布を行っていただいた後、肌計測を実施しました。(図2)

図2:2週間後の肌計測値の変化(B群)
図2:2週間後の肌計測値の変化(B群)
※縦軸は、2週間後の水分量から初期状態を引いた値

 A群では、両者とも2週後に水分量の増加傾向を示しましたが、有意な差ではありませんでした。
 B群では、「パッティング+化粧水パック」では、「手でなじませ」に比べて水分量が有意に増加しました。
 C群では、両者間で水分量の差はありませんでした。

■結果(3):2週間後の肌状態の変化
 2週間のハーフフェイス試験の前後で、肌状態の変化を被験者自身で評価していただきました。

図3:2週間後の肌状態の変化
図3:2週間後の肌状態の変化

 B群では、「手でなじませ」に比べて、「かさつき」、「なめらかさ」、「はり」、「つや」、「肌のキメ」、「肌の透明感」、「毛穴の目立ち」、「化粧のり」、「化粧もち」、「総合評価」で有意に良好な状態と評価されました(図3)。
 C郡では、「かさつき」、「なめらかさ」の2項目のみ有意で良好と評価されました。
 この結果から、「パッティング+化粧水パック」では、「肌のキメ」、「つや」、「肌の透明感」、「毛穴の目立ち」が有意に改善されたと評価されました。

■結果(4):パッティングが肌に与える効果
 被験者自身により、パッティングによる肌実感評価を行いました。評価は、5段階8項目の官能評価を行いました。
 「パッティング」により、「手でなじませ」・「化粧水パック」単独にはない効果実感として、「たるみの引き締め感」、「毛穴の引き締め感」、「血行改善効果」に有意差が認められました。
 この結果を踏まえ、パッティング時の肌表面温度の変化や血行の改善効果につき、追加調査を行ったところ、パッティング効果により肌表面温度が上昇し、また血中のヘモグロビン酸素飽和度※3が増加することを確認しました。これにより、肌の新陳代謝が促進されるとともに、化粧品の浸透効果が高まることが推定されました。

(※3:血中ヘモグロビンがどのくらい酸素を運べているかを示す値)

<研究の成果・考察>

 今回の研究の結果、化粧用コットンによるパッティングを行うと、手でなじませるだけの場合に比べ、肌の水分保持能を高める効果があることが実証されました。さらに、パッティングした肌に化粧水パックを行うことで、お肌の保湿効果が持続することが明らかになりました。その理由としてパッティングによる肌の血行の改善が、スキンケアに有効であることが推察されました。これらの結果から、スキンケア方法の違いによる美容効果への影響がわかりました。
 今後は、今回の研究結果を踏まえた新しい化粧用コットンの使用方法を提案することで、より多くの女性に理想的なスキンケアを行っていただきたいと考えています。

<学会発表>

2009年6月17日(水) 11時20分~11時35分
大阪国際交流センタ 大ホール (大阪市天王時区天王寺区上本町8-2-6)

<共同研究者>

フジテレビ商品研究所 ((株)エフシージー総合研究所) 美容科学研究室
久留戸 真奈美、河野 弘美、塩原 みゆき 室長


<<本件に関するお問い合わせ先>>
ユニ・チャーム(株) 秘書広報室 別所・中島 TEL.03-6722-1019
 

このページの上部へ

Copyright© Unicharm Corporation

unicharm